虚構のアイランド・2

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  • その1089

    20241130(土)06:40
    空の上のお話でしかなかった怪物に怯える必要が無くなっても、日々の暮らしは変わらない。

    子供達は学校へ、大人達は仕事をしに行く。
    食事の為に飲食店を訪れたり、必需品のストックの為に売店へ足を踏み入れたりする。

    アイランド27

  • その1088

    20241129(金)06:34
    危険性が低いと知れば、対策を講じる必要がなくなる。
    再び現れたとしても、放置してもいいと判断する。
    そうして…《虚像獣》の話題も思い出話と変わっていくのだろう。

    アイランド27

  • その1087

    20241129(金)06:28
    ★★★
    《虚像獣》が地上に出没して以来。
    [スロープ・アイランド]の住民達による、正規軍そのものへの信用度は地に落ちてしまった。

    それも当然である。
    《虚像獣》自体が害のない怪物だと知ったから。

    アイランド27

  • その1086

    20241128(木)12:49
    燃華を[ノータブル]の潜入へと誘導した罪の意識の強さが大きいのは事実だ。
    堂山にとっては、それでも良かった。
    ほんのちょっとだけでもいい。
    これからを背負う若者が、前へ足を出せるのならば。

    アイランド26

  • その1085

    20241128(木)12:44
    「映像って、観れるっすか!?」
    「構わない。緊急集会の後、確認するか?」
    「お願いします!」
    ネロの声に、張り合いがあった。
    彼はほんの少しでも、意欲を取り戻していた。

    アイランド26

  • その1084

    20241128(木)12:40
    ネロの父親ぐらいの年齢である総指揮官が、逞しくなった少年の期待に応えなければならない。
    可能性にまつわる証拠を、彼は述べた。

    「実際のニュース番組に使用されている映像を隈なく調べた。
    燃華であろう人物と、実在の彼女との相違点が見受けられたのだ。」

    アイランド26

  • その1083

    20241128(木)11:11
    幼少期にネロを引き取ってから、彼は成長した。
    仲間達への思いやりを持てる男に。
    単純に動くだけではなく、何らかの根拠を想定できる頭脳を育んだ男に。
    1人の少年を大人に鍛え上げた事に、達成感を覚えた。

    アイランド26

  • その1082

    20241128(木)10:56
    「落ち着けネロ。まだ決まったわけでは…。」
    「でも可能性があるって事は、証明できるんすよね!」
    パイロット部隊のリーダー格の制止があっても、ネロは引き下がらなかった。

    堂山は感心した。

    アイランド26

  • その1081

    20241128(木)10:52
    「本当っすか!」
    ネロが急に立ち上がった。
    堂山の前まで、迫って来た。

    ボーデンが慌てて彼の肩を掴み、これ以上の進行を止めた。

    アイランド26

  • その1080

    20241128(木)10:50
    堂山はネロに気づき、ついでに彼の悩みも聞こえていた。

    だから、彼は答えた。
    「大丈夫だ。過程を報告するとすれば、レイズ…一ノ宮輝を撃ったのは、別の人間の可能性が高い。」

    アイランド26