虚構のアイランド・2

記事一覧

  • その1109

    20241210(火)07:56
    日常生活のルーティンをそっちのけにするくらい、住民達による正規軍への憎悪は強かった。

    非難のコールが何度も叫ばれていても、効果はない。
    ディスプレイだけでは、扇浜の心に響かない。

    アイランド27

  • その1108

    20241209(月)08:32
    「重大な報告?」
    「テメェの会見も聞き飽きたぜ!とっとと帰れ!」
    非難の声に、住民達は同調していた。
    『帰れ』のアンコールが、街中に響き渡る。
    日中の営みなど、放棄していた。

    アイランド27

  • その1107

    20241209(月)08:29
    言葉でぶつけるしか方法がなくても…。

    扇浜は真っ正面で向き合う姿勢を変えない。
    彼の緊急会見は、まだ始まったばかりだ。

    『早速だが。慎ましい生活を送る住民達に、重大な報告がある。』

    アイランド27

  • その1106

    20241208(日)07:37
    まだ、住民達は言葉による抵抗を続けた。
    扇浜に退けろと、強く訴えていた。

    彼らの声を何度発しても、ニヤけた総指揮官には伝わらない。
    画面の前でグチグチ言っているだけでは、変化などない。

    アイランド27

  • その1105

    20241208(日)07:19
    労いの言葉だというのに、気持ちがこもっていない。
    そう捉えてしまうのは、きっと彼の表情を見てしまっているから。
    ニヤニヤと笑っている目つきでは、本当に気遣っているのか疑いたくなる。

    アイランド27

  • その1104

    20241207(土)07:35
    住民達の些細な意見や主張など、彼の耳には届かなかった。
    故に、妖しい笑みを一切崩さなかった。

    『住民達よ。昨今の《チンケな怪物》に耐えてご苦労さんだったな。』
    扇浜の、登場時からの第一声だった。

    アイランド27

  • その1103

    20241207(土)07:32
    弱いと悟られたくない住民達の一部は、不平や不満をこぼした。
    小声で済ます控えめな者もいれば、直接面と向かって罵声を発する果敢な者までいた。

    しかし、今の扇浜はあくまでもディスプレイ越しに存在する人物。

    アイランド27

  • その1102

    20241206(金)07:23
    正規軍の重大な失態である『虚像獣のでまかせ』の後だというのに、余裕の笑みを浮かべている。
    [ノータブル]の人間ならば、リアルに携わっていたはずなのに。

    住民達には気持ち悪さに加え、若干の恐怖を覚えた。

    アイランド27

  • その1101

    20241206(金)07:20
    どのチャンネルも、扇浜の正面映像しか流れていなかった。
    放送の電波を、正規軍側でジャックしたのかと疑いたいくらいに。

    映像に映る中年男性の表情も、不気味だった。

    アイランド27

  • その1100

    20241205(木)08:30
    作品の出来は、とても酷い感想が多くなるが。

    渋滞の解消は、運転手個人ではどうにもならない。
    時間を潰すには、カーナビ内蔵の機能で動画を観るしかなかった。

    アイランド27