虚構のアイランド・2

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  • その1179

    20250114(火)06:32
    しかし、正規軍の上の人間は、意向を変える気はさらさら無かった。
    『戦争とはあくまで名目上だ。住民達を戦禍に巻き込むのは避けたい。事前に住民達の島外避難を実施する予定だ。』
    「受け入れ先は…。」

    アイランド28

  • その1178

    20250113(月)08:49
    怖いものは怖いのだ。
    隊員達の小声を聞いたとしても、銅山は注意しなかった。

    提案者も、恐怖の声に気づいていた。
    『戦争と告げれば、誰しもが嫌がるだろう。当たり前だ。血を流す行為を許すのだから。』

    アイランド28

  • その1177

    20250113(月)08:42
    堂山と代表との間のやり取りではあるが、業務に携わる隊員達の耳に入る。
    『戦争』の言葉の意味が何なのかを、堂山の下の彼らも頭に、記憶に残っている。
    真っ先に立たされる身として言葉だけで怯えるのはどうかと指摘されようが。

    アイランド28

  • その1176

    20250112(日)08:36
    『我々の中で別の計画も立てていてだな。新兵器をそちらに投入する予定も企てているのだ。』
    「その、計画とは…。」
    『南北戦争の開幕だ。』
    ヒェッ、という声が司令室内に漏れた。

    アイランド28

  • その1175

    20250112(日)08:30
    「斯様な時期にですか?」
    うむ。とイーマス代表は肯定した。
    驚きで固まる者は堂山以外にも、側で見張りを務める隊員達にも伝わった。

    急な『新兵器の導入』の事案はそれだけ、仰天する内容なのだ。

    アイランド28

  • その1174

    20250111(土)07:40
    驚きを隠せない[サウザンズ]の総指揮官の心情を知っているのかいないのかにもかかわらず、代表は話を続けた。

    『本来ならば、同じ用途として利用される目的だったが、状況が変わった。
    近々、新兵器の導入へ移行しようと考えているのだ。』

    アイランド28

  • その1173

    20250111(土)06:57
    ロボや戦闘機、兵器などの開発計画は、基本的に事前に通達がある。
    特に、堂山や扇浜らの、一基地の全体の管理をしている者に対しては。
    堂山が目を見張るのも、無理はなかった。

    アイランド28

  • その1172

    20250110(金)07:25
    ただ、両基地の場合、《虚像獣》の出没対策への見張りをメインとした運営をしている為、平気等の設計・開発にまで手が回らない。
    他の正規軍の部門からの援助が必要になる。
    新兵器の開発が他所で行われているのはよくあると、堂山も承知しているが。

    アイランド28

  • その1171

    20250110(金)07:20
    堂山は両目を大きく開いていた。
    《虚像獣》討伐用のロボや戦闘機は、[サウザンズ]もしくは[ノータブル]でしか運用されていない。
    少なくとも、[スロープ・アイランド]内においては。

    アイランド28

  • その1170

    20250109(木)08:44
    基地外から連絡を入れた上官には、秘密を握っていた。

    『【ペンタグラム】も長く使えば消耗する。今後の継続の為、こちらでは新兵器の開発を進めていた。』
    「新兵器…?」

    アイランド28