虚構のアイランド・2

記事一覧

  • その1189

    20250118(土)08:35
    「開戦、するのでしょう?」
    『パイロットの補充に関しては、難しい場合、こちらの駐在基地からそちらに派遣する。
    操作やフォーメーション等は、事前に訓練を受けさせておいた。』
    すばやい行動力だ…と堂山達は目を丸くしていた。

    アイランド28

  • その1188

    20250118(土)07:29
    彼は目線をやや下におろしていた。
    複雑な心境を胸に秘めたまま、南の基地の人々に告げた。

    『強制、とは言わん。【ペンタグラム】のパイロット部隊は必須であるが、意思表示は確認してもらいたい。
    無理に命を落とさせたくはないのでな。』

    アイランド28

  • その1187

    20250118(土)06:58
    決意の思惑を聞いた堂山達は、これ以上否定の意見を出さなかった。
    静かに、正規軍の上層部の人間の話に耳を傾けていた。

    反応が薄いと、己の主張に説得力があるのか疑問を抱く。

    アイランド28

  • その1186

    20250117(金)07:11
    束の間の沈黙が、代表の口を開かせた。
    『だが。いつまでも扇浜の好き勝手にさせるわけにはいかない。本来ならば交渉で終わらせるべきであった。
    聞く耳もたないと野放しにしたのが、かえって状況を悪化させたのだ。』

    アイランド28

  • その1185

    20250117(金)06:57
    『構わんよ。多少の不安は誰しもが生じる。私達の提案は結局、無関係な人々を巻き込むのだからな。』
    イーマス代表は自分達の発言が変だと認めていた。
    堂山の下の隊員はそれを確認しただけで、ひとまず黙った。

    アイランド28

  • その1184

    20250116(木)07:18
    状況の変化も見られないので、やり取りに参加した。

    「そんな…。これから『戦争』を容認するとでも仰りたいのですか?」
    「待て。後で話をするから…。」

    アイランド28

  • その1183

    20250116(木)06:56
    代表の言葉に反応したのは堂山ではなく、側で業務に専念していた隊員だった。

    現在、[サウザンズ]の基地周辺に異常はなかった。
    カメラやセンサーなど、複数の視点での警戒は怠っていない。

    アイランド28

  • その1182

    20250115(水)08:42
    『合体ロボ【ペンタグラム】の改良版である、【ペンタグラム・レアリテ】だ。』
    イーマス代表は、スラスラと名称を教えた。

    「レアリテ…?」
    『よりリアルな戦闘にも負けないよう、名称も付け加えたのだ。』

    アイランド28

  • その1181

    20250115(水)08:39
    快くとまではいかなくとも、これから掲げるであろ重大な任務には肯定の意を示さなくてはならないと。

    だから堂山は、正規軍の上官に詳しい事情を探ろうとした。
    「『戦争』へ導入予定の、新兵器とは……?」

    アイランド28

  • その1180

    20250114(火)06:38
    『元日本国だった2つの遠方の島々の政府に依頼をしておる。承諾は得た。あとは移動を開始するのみ。』
    「そんな手続きまで…。」
    これは避けられないと、堂山は察した。

    アイランド28