虚構のアイランド・2

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  • その1209

    20250127(月)08:51
    「コーヒーでいいな?」
    アージンが自販機のボタンを押しながら、ラウトに尋ねたからだ。
    ラウトはため息を吐いて、長テーブル前の椅子にドカッともたれた。
    「いいぜ。」

    アイランド29

  • その1208

    20250126(日)07:33
    アージンは長テーブルの端の席、ちょうど自販機に近い位置にラウトを座らせた。
    まだ、ラウトはアージンの返答を要求していた。
    しかし、アージンが飲み物を注文する時に、要求の衝動は抑えられた。

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  • その1207

    20250126(日)07:28
    ★★★
    アージンはラウトを連れてやって来たのは、閑散としていた食堂だった。
    食事時の時間帯ではない為、内部の人数はまばらに散っていた。
    満員状態の時よりも、騒々しくはなかった。

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  • その1206

    20250125(土)07:36
    彼らの背丈ぐらいまで扉が上昇した瞬間に、アージンはラウトの手を引っ張って、扉を開いてできた隙間を潜り抜けた。
    倉庫外の通路に出ても、アージンは走る事をやめなかった。
    ラウトを連れて、応援の現場であった倉庫から、より遠く離れた。

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  • その1205

    20250125(土)07:13
    「アージン!テメェ!」
    「すみません。これにて俺達は失礼いたします。」
    アージンは出入り口の自動扉の開閉ボタンを押した。
    鉄製で質量感のある大きな扉の動作は、ゆっくりだった。

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  • その1204

    20250124(金)07:34
    そのまま、作業現場であった地下の倉庫の出入り口までズンズン進んだ。
    出入り口付近にて、アージンは体の向きを変える。
    方向は、他部隊の面々が集合している位置に固定した。

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  • その1203

    20250124(金)07:31
    ラウトの衝動が抑えられているように思えなかったアージン。
    彼はラウトの右腕を、強引に引っ張った。
    「おい!アージン!」
    ラウトは友人の名前を強く呼んだが、アージンは耳を貸さなかった。

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  • その1202

    20250123(木)08:32
    ピシッと伝わったのか、ラウトは胸ぐらを掴んだ手を、下ろした。
    友人の指摘があった彼は、冷静さを取り戻そうとして、黙り込んだ。
    そんなに早く、ほとぼりが冷めなくとも。

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  • その1201

    20250123(木)08:29
    アージンが止めに入った。
    ラウトの背後から、彼の肩を持って引き剥がそうとしていた。

    「やめろラウト!問題を起こすな!」
    アージンも負けず劣らずの怒声だった。

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  • その1200

    20250122(水)06:40
    ラウトは即座に飛び出し、愚痴をこぼした男性隊員の胸ぐらを掴んだ。
    「不貞腐った態度しやがって!文句あんなら堂々と言えよ!」
    細かい唾が1滴飛び散るくらい、ラウトは隊員に向けて怒鳴った。

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