虚構のアイランド・2

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  • その996

    20241020(日)07:36
    同時に、瞼も重くなった。
    睡魔に襲われている…!

    自分自身の身体に迫る危機感を覚えたが、何もできなかった。
    格納庫の地面に、横たわるだけだった。

    アイランド25

  • その995

    20241020(日)07:20
    近くの隊員達を次々と倒していき、半径5メートル以上の間隔が取れた頃。

    私の身体が、ぐらりと傾いた。
    丁度ジャンプして隊員達の頭上にいた時だった。

    アイランド25

  • その994

    20241019(土)06:17
    過酷な訓練を積んで、立派な兵士として成長している。
    鍛えられた戦士がこんなに沢山集まると、いずれ少数派は崩れ落ちる運命。

    私の暴走が止まる時がきた。

    アイランド25

  • その993

    20241019(土)06:14
    銃と暴力の前に震え出す者が現れたとしても、容赦はしない。
    貴方達のトップが慈悲を与えないのだから。

    ところが、[ノータブル]の隊員達は、元正規軍からの寄せ集めだ。

    アイランド25

  • その992

    20241018(金)08:16
    安らかに眠る輝をネロの元へ連れて行きたい。
    兄弟の再会をさせてやりたい一心で。
    私は、暴れまくる。

    血が飛び出ようが、隊員達の呼吸が止まろうが興味ない。
    扇浜側につく奴らなんて、私達の味方ではない。

    アイランド25

  • その991

    20241018(金)08:13
    スポーツ競技の大会に出場すれば、優勝を狙えるレベルの、動きのキレがあった。

    手前の銃で、弾数の限界まで撃ちまくる。
    隊員達を無差別に気絶させる。
    上下の身分なんて関係なく。

    アイランド25

  • その990

    20241017(木)07:33
    連れ出す行為を起こしたのは、私だから。

    だけど、これだけは譲れない。
    なんとしてでも、輝をネロに会わせたい。
    たとえ、最後の邂逅になろうとも。

    私の身体の調子は、すこぶる良かった。

    アイランド25

  • その989

    20241017(木)07:30
    安全に運び出すには、隊員達を全滅させる覚悟でいくしかなかった。
    銃を持ってニタニタ笑う扇浜も、近くでクスクス笑うヨーネンとドーレン?という子供達も滅ぼす覚悟で。
    どんな裁きが下されようが、私は構わない。

    アイランド25

  • その988

    20241016(水)06:33
    [ノータブル]B棟の格納庫には、沢山の隊員が立ち塞がっていた。

    眠っている輝を連れ出してネロに会わせるには、これらの壁を乗り越えていかなくてはならない。
    道をつくるには、隊員達を倒さないと。

    アイランド25

  • その987

    20241016(水)06:24
    ☆☆☆
    抗いたかった。
    押し潰されたくなかった。
    そういった気持ちが一番、強く感じた。

    一ノ宮輝の、穏やかに眠る姿を見た瞬間に。

    アイランド25