虚構のアイランド・2

記事一覧

  • その1309

    20250311(火)07:21
    決断をすれば、実行をするのみ。

    手枷はされたままだから、動かしやすいとすれば、脚ぐらいだ。
    連行時の為に足枷がなくて良かったと、心の底で喜んだ。

    アイランド31

  • その1308

    20250310(月)09:06
    「貴様!黙らんか!」
    口喧しい囚人と警告する看守の揉め事はまだ終わらない。
    だが、その方が都合が良かった。

    今度は、私が動き出す番である。

    アイランド31

  • その1307

    20250310(月)09:03
    その男の顔を凝視するまではいかなかった。
    首を動かさなくても、男はベラベラと喋りつづけた。

    「当時から仲が悪かったよなあ?おんなじ正規軍からの派閥だろうによお。何でだろうなあー」

    アイランド31

  • その1306

    20250309(日)07:03
    「俺達を全員一斉に動かすっていったら、派手なドンパチでもしてるんだろうがよ?
    例えば……[南]の奴らがやって来たとか?」

    瞬間、私の表情が強張った。
    彼の発言は、私自身を動揺するのに十分だった。

    アイランド31

  • その1305

    20250309(日)07:00
    「口を慎め!」
    看守の耳に届くので、囚人は注意された。

    しかし、口頭での制止ぐらいで、彼は静かに歩かなかった。
    まだ、ボロボロの歯を見せつけていた。

    アイランド31

  • その1304

    20250308(土)05:34
    その男は、元から反省の色が無さそうな、空気の読めない人間で。
    連行されるように避難していても、平気で口を開いた。

    「また何かあったんですかい?」

    アイランド31

  • その1303

    20250308(土)05:32
    次から次へと囚人達は通路に立つ。
    スッキリしていた一本道だが、人で溢れかえってしまった。

    隊員の隣で歩かされる私達。
    後ろの囚人が、隊員に話しかけていた。

    アイランド31

  • その1302

    20250307(金)07:10
    「緊急事態だ!今すぐ出ろ!」
    周回に務めていた看守の後ろから、別の[ノータブル]の隊員達がやってくる。
    檻の一部である扉を開ける係だろう。
    彼らは律儀に開錠して、囚人達も通路へと誘導した。

    アイランド31

  • その1301

    20250307(金)07:01
    常に檻の中での生活を強いられている囚人達に、避難は不可能だ。
    だから看守の指示が必要になる。
    急ぎ足で共用の通路を、彼らは歩いていた。
    全囚人達に、一斉に促した。

    アイランド31

  • その1300

    20250306(木)09:17
    牢屋の、閉じ込められている[ノータブル]の基地の外で何が起きているのか、全くわからなかった。

    突発的な危険が迫ってきた事だけは、把握できた。
    牢屋内に鳴り止まぬ警鐘音は大きい。

    アイランド31