虚構のアイランド・2

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  • その1339

    20250322(土)07:13
    【ホートリ】のミサイル弾は、[ノース・エリア]の地上へと、何発も降下していった。
    なるべく管轄基地の[ノータブル]とその周辺に範囲を限定して。
    [サウザンズ]側が宣告無しの先制攻撃を仕掛けた。

    アイランド32

  • その1338

    20250321(金)07:40
    [北]……[ノース・エリア]を管轄する基地[ノータブル]上空付近にたどり着く【ペンタグラム・レアリテ】一行。
    両サイドを並走する【ホートリ】の最下部には、両開きのカバーがあった。
    カバーを開いて覗ける中には、1Mぐらいのスケールのミサイル弾が格納されていた。

    アイランド32

  • その1337

    20250321(金)07:26
    改良版である【ペンタグラム・レアリテ】を眺める者によっては、腕や太ももの部位が銀色に輝いているように錯覚してしまうだろう。

    [南]から[北]へと飛んできた巨大ロボは、戦闘機【ホートリ】数機の陣形の真ん中を維持していた。

    アイランド32

  • その1336

    20250320(木)09:46
    ただ、架空の怪物を倒してきた【ペンタグラム】とは、外観が変化していた。
    ボディの所々に見える白い塗装には、艶が輝いていた。
    これは、既存のロボに使われていた素材とは別の、強度の高い合金が使われているからである。

    アイランド32

  • その1335

    20250320(木)09:38
    ☆☆☆
    [サウザンズ]の基地から発進された、5つのジェット機。
    それらは基地の上空へと垂直に登り、巨大ロボへの合体を成功させた。
    《虚像獣》の信用問題が失われてから以来の、【ペンタグラム】のご登場である。

    アイランド32

  • その1334

    20250319(水)12:51
    このまま、落ちるだけかもしれない。
    眠りについて、目を覚さない可能性もある。

    私は信じている。
    あの巨大ロボが迎えにきてくれるのを……!

    フェンスに足をつけた後、私は思いっきり、飛んだ。

    アイランド31

  • その1333

    20250319(水)12:48
    どちらにせよ、私の処刑は決まっているんだ。
    だったら、私は飛ぶ。
    フェンスを超えて、両手を広げて……新たな世界へと旅立つんだ。

    【ペンタグラム】と共に。

    アイランド31

  • その1332

    20250319(水)12:46
    フェンスが近くにある。
    そこに目をつけていた私は、すでにつま先を向けて、走り出していた。
    数回、発砲された。的に当たらない弾が、セメントに弾かれていた。
    今更怯えて、何の得がある。

    アイランド31

  • その1331

    20250319(水)12:43
    銃を常備している彼らは、銃口を逃げ出す私に構えていた。
    「動くな!動いたら撃つぞ!」
    脅しのセリフである。もちろん、彼らは発砲する気満々だ。
    申し訳ないけど、引き金を引かれても……私は止まるつもりはゼロだ。

    アイランド31

  • その1330

    20250319(水)12:39
    【ペンタグラム】が、飛んでいる!
    私抜きで、[ノース・エリア]の上空を!
    これは、思いがけない幸運だった。
    私はまだ、戦えるんだ……!

    追っ手が屋上へ到達した。

    アイランド31