虚構のアイランド・2

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  • その1349

    20250327(木)09:54
    [ノータブル]の現在の薄らな煙幕は、徐々に晴れてきた。
    【ホートリ】のミサイル弾投下は、一時的に煙を地上に充満させれば十分だった。
    これ以降の攻撃の指示は、[サウザンズ]から出していない。

    アイランド32

  • その1348

    20250326(水)07:34
    余計な私語は、慎まないといけなかった。
    【ペンタグラム・レアリテ】からは、何の攻撃も下していない。
    巨大ロボが曇り空を大きく遮るという威圧感を[ノース・エリア]に見せつけているだけ。
    多少の言葉ぐらいは、出てしまうのだった。

    アイランド32

  • その1347

    20250326(水)07:22
    『正規軍時代でも、何度も見てきただろう?』
    『改めてだよ。煙がすげぇ濃くって、視界がぼやけるぜ』
    同じ所属出身の親友同士で、会話が繰り広げられた。

    今、彼らは『戦争』を仕掛ける重大な任務に携わっている。

    アイランド32

  • その1346

    20250325(火)07:46
    過度な心配はいらないと、【ペンタグラム・レアリテ】パイロット部隊のリーダー格、ボーデンが隊員達に告げた。
    同乗している隊員達ももしもの時の対策を知っているので、リーダー格の言葉を信じていた。

    『やっぱミサイルだと、煙がすごいっすね……』
    ラウトの感想だった。

    アイランド32

  • その1345

    20250325(火)07:32
    ある意味、心理的な部分を突いていると、[ノータブル]外の隊員達は思った。
    だが、今回はその考慮は必要ない。
    人払いは既に済ませている。
    他の損害も最低限の保障はすると約束して、人々を逃した。

    アイランド32

  • その1344

    20250324(月)09:26
    サイレンの音と投下後に上昇していく煙は、【ペンタグラム・レアリテ】の各々のコックピットでも確認できた。
    [ノータブル]の近所にも、居住用の建物がポツポツと残っていた。
    設立時から今まで大掛かりな襲撃が少なかったのは、ランダムに配置された住宅に影響が及ぶからだろう。

    アイランド32

  • その1343

    20250324(月)09:20
    緊急事態を知らせるサイレンが基地の周辺よりも遠くに響き渡ってもおかしくなかった。
    ミサイル弾の威力は絶大。
    1発投下されただけでも半径5メートル程の穴が広がってしまう。

    アイランド32

  • その1342

    20250323(日)07:39
    ミサイル弾は当たれば爆発する。
    炎が上がり、衝突したものを焼いていく。
    やられた側からすれば、勝手に所有物を破壊、焼失させられる悲劇。
    黙って見過ごせるほど、[ノータブル]も愚かではない。

    アイランド32

  • その1341

    20250323(日)07:24
    告げられた住民達は苦い表情を示していたが、命の危険性があると知り、渋々避難の行動に移った。
    正規軍側の裏工作は着々と進み、今回の『南北戦争』の開幕に至ったのである。

    【ホートリ】によるミサイル弾投下。それ以外の追撃はない。

    アイランド32

  • その1340

    20250322(土)07:28
    闇雲に[ノース・エリア]を襲っているのではない。
    南北の基地を配置させた正規軍は、[スロープ・アイランド]の全住民に対し、避難命令を下した。
    警報のサイレンを使用せず、行政員の口頭と書面での伝達によって。

    アイランド32