虚構のアイランド・2

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  • その1369

    20250406(日)06:56
    無理矢理阻止する指示を、ボーデンは出さなかった。
    注意喚起をするのは、事後でもできる。
    無事に生きて帰ればの話にはなるが。

    部隊のリーダー格の意向により、【ホートリ】の帰還まで待機した。

    アイランド32

  • その1368

    20250405(土)07:31
    ひょっとしたら、[ノータブル]の隊員ではない者が……足裏のつかない空間へと溶けこもうとしているのかもしれない。
    隊員以外だと……拘留場に放り込まれた囚人が存在して、おそらくは……。

    【ホートリ】の一パイロットには、そんな裏まで読み取れたのだろう。

    アイランド32

  • その1367

    20250405(土)07:21
    飛び降りを図る人間がどういった経歴の持ち主かはわからない。
    常識ある者だったら、高い位置から一気に降りるとは……自分の生命の終了を意味するのとほぼ同じだと考える。
    戦での知識や知恵を叩き込まれた一介の兵士ならば、この行為は無謀だと判断する。

    アイランド32

  • その1366

    20250404(金)08:09
    窪みが出来てしまう程の衝突だと、人間は激しい痛みを覚える。
    最悪の場合、打撲で出血して……。

    犠牲を少しでも減らす為に、【ホートリ】1機が無断で飛んでしまった。

    アイランド32

  • その1365

    20250404(金)07:28
    自然と地面へと、急降下する。
    そのスピードは、速い。
    小さな物体でも豪速で投げつけられれば、衝突時の壁に穴が開く。
    人間でも地面に強く叩きつけられたら、穴でなくても窪みはできる。

    アイランド32

  • その1364

    20250403(木)09:37
    屋上から地上までは100メートル以上の幅がある。
    人間は空を飛べない。
    重力が地球の中心に引っ張られていくので、地面に足をつかざるを得ない。

    アイランド32

  • その1363

    20250403(木)09:30
    『どうした!ネロ!』
    『やっぱり人が飛び降りてる!』
    ネロがボーデンに向かって強い口調で報告している時点ですでに、フェンスにしがみついた人物の姿はなかった。

    アイランド32

  • その1362

    20250402(水)07:24
    手慣れた操作によって、映像がコロコロと変わる。
    [ノータブル]の施設の屋上。
    一番早く切り替えられたネロは、ああっ!と強く叫んでいた。

    アイランド32

  • その1361

    20250402(水)07:20
    飛び降りを図る者がいると聞いて、パイロット部隊も黙ってはいられなかった。
    基地の半分を覆うほどの巨大なロボである為、下手に降下はできない。
    モニターの切り替えで、見守るしかなかった。

    アイランド32

  • その1360

    20250401(火)07:37
    同じ最下層にいた相方が、声を荒げた。
    『オイ!何をしているんだ!』
    『人が落ちるかもしれない!助けに行きます!』
    最後が丁寧口調なのは、この発言がボーデンにも向けられているからだろう。

    アイランド32