虚構のアイランド・2

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  • その1389

    20250415(火)05:05
    中に入れた事で、強風による煽りを受けなくても済む。
    パイロットもシートに座り、付属のベルトを付け直した。
    カバーを戻し、強風を完全にシャットアウトした。

    アイランド33

  • その1388

    20250414(月)09:17
    掛け声の後、私の身体がフワリと浮いた。
    パイロットの腕とカバーに、うまいこと支えてもらって……!

    見事、コックピット後ろの隙間に、私がすっぽりと収まった。

    アイランド33

  • その1387

    20250414(月)09:12
    私を失わせたくない気持ちは、腕を捧げるパイロットも強く思っていた。
    2人の間で、一か八かの合図で飛び乗る方向で行こうと決めていた。
    パイロットから先に、声をかけた。
    「行きますよ!せーの!」

    アイランド33

  • その1386

    20250413(日)05:35
    パイロットの左腕を、私は握力の限界まで握りしめた。
    戦闘機の飛行の流れに逆らって、風が私の身体を強く押し出そうとする。
    強風に刃向かうのは、至難の業。
    手を離してしまえば、後はない。

    アイランド33

  • その1385

    20250413(日)05:32
    こんだけ尽くしても、うまく入れる成功率は低いだろう。
    だからといって、怖がってじっとしてはいられない。
    いつかは、[ノータブル]が私を狙ってくる。
    最悪の場合、【ホートリ】を丸ごと撃ち落とされる事態にだって、発展するかもだ。

    アイランド33

  • その1384

    20250412(土)07:24
    スピードを落としただけで、止まってはいない。
    停止していない空中では、足場は不安定だった。

    パイロットはベルトを一部外してまで、身体を私の方に向けた。
    右手でシートの縁に掴まり、左腕を差し出してくれた。

    アイランド33

  • その1383

    20250412(土)07:15
    減速してもらっている今、乗り込まなくては。
    私は踏ん張って、【ホートリ】のコックピットの後ろに入ろうとした。
    パイロットがオート操縦に切り替えて、私を乗せる手助けをしてくれた。

    アイランド33

  • その1382

    20250411(金)05:42
    私は運良く、カバーにしがみついた。
    うぅ〜と悶える態度をとって。

    パイロットは大丈夫っすか!と声を荒げながらも、私の心配をした。
    気遣いは、戦闘機のスピードの減速にも繋がった。

    アイランド33

  • その1381

    20250411(金)05:38
    適当に掴める場所を掴んでいるだけでは、豪速で飛ばされる危険もある。

    それは、【ホートリ】のパイロットも感づいていたみたいで。
    上部のカバーが、直角に開いた。

    アイランド33

  • その1380

    20250410(木)08:25
    ピンチを救ってもらえるチャンスがあるなら、利用しない手はない。

    【ホートリ】の上部に馬乗りになった。
    この戦闘機は、快速特急並のスピードを出せる。

    アイランド33