虚構のアイランド・2

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  • その1449

    20250511(日)06:50
    『お前の存在は貴重だ。俺や堂山は知っていたが、他の人間はそこまで知らされていないからな。機密事項だと止められて』

    『ちょっと、お喋りはそこまでにしてくれない?』
    水希が割り込んできた。

    アイランド34

  • その1448

    20250510(土)05:59
    『正解だよ、燃華。俺の兄貴はアイツらにも騙されたんだ。真ん中の姉ちゃんも人ごとじゃないと思うぜ?』
    『情報をありがとう。ネロ』
    『いや、常識の範囲内しかわからなくて、ごめん』

    アイランド34

  • その1447

    20250510(土)05:55
    『あれが[ノースフィールド家]の双子だよ。俺より5つ下ぐらいだけど、《ユナイテッド》の能力は優れているぜ』
    油断しない方がいい、とネロが言った。
    まさか……。
    「ヨーネンと、ドーレン?」

    アイランド34

  • その1446

    20250509(金)06:29
    「ネロ?」
    『気をつけた方がいいぜ。あの兄弟。燃華の知ってる姉ちゃんは、利用されていると思う』
    『いわくつきの、子供だというんだな?』
    『そう』
    アージンさんの問いに、ネロは肯定した。

    アイランド34

  • その1445

    20250509(金)06:20
    全員がラウトさんを責めてはいない。
    彼の気持ちを汲む者もいた。
    最初に私に謝罪をしてきた、最年少パイロットだった。
    『いいや。ラウトの兄貴の想像する通りだぜ』

    アイランド34

  • その1444

    20250508(木)08:37
    『怖いよ!』
    『助けて!お姉ちゃん!』

    『あまり刺激するな、ラウト』
    『すんません。普通に考えて、子供が乗らないし……』
    ひとまず、ラウトさんは行き過ぎたと反省している。

    アイランド34

  • その1443

    20250508(木)08:32
    彼の口調は私が聞いても、尖っているように感じた。
    子供や気の弱い人間だったら、怖くて怯えてしまうに違いない。
    実際に、子供達が泣き喚いた。

    アイランド34

  • その1442

    20250507(水)07:30
    子供には優しくと教わった私達は、過度な恐怖を与えてはいけないように心掛けていた。
    おそらく、次の発言の主であるラウトさんも、刺激しないように言ったつもりであろうが……。

    『危ないとこに行ったらダメと教わらなかったのかよー?』

    アイランド34

  • その1441

    20250507(水)07:09
    意外な一面を知ったから、どうというのだ。
    迎撃のつもりでも戦う気でいるのなら、敵対する自分は気を緩めてはいけない。
    態度が急変するとは限らないし。

    アイランド34

  • その1440

    20250506(火)05:49
    『大丈夫よ2人共。私が短時間で終わらせちゃうから』
    水希の声だ。
    子供達を宥める役目を担っているのが、彼女なんだろう。
    叱る程冷徹な人間ではないのを、改めて知った。

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