虚構のアイランド・2

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  • その1509

    20250602(月)10:30
    【ペンタグラム・レアリテ】の《剣》の炎は、【アンメア・ラーグ】に狙いを定めている。
    自身の機体が不可動である事に、水希は焦り出した。
    いくら咄嗟の防御バリアを張っても、集中砲火では耐えきれない。

    アイランド35

  • その1508

    20250601(日)06:32
    コンディションの基準は達成していると見込んで、自信満々で飛んだのに。

    どうして急に、コックピット内の操作による指示系統が機能しなくなったのか。
    浮遊を推進するブースターは正常に稼動する状況で。

    アイランド35

  • その1507

    20250601(日)06:27
    「あれ……?ちょっと、動かないわ!」
    水希は繰り返し、レバーをカチカチと動かした。

    機体の発進前に、最低限の微調整は済んだ。
    全体の動作に支障はないと、整備士からサインは出ている。

    アイランド35

  • その1506

    20250531(土)06:43
    コックピットの中で、水希は両手でレバーを動かしていた。
    カチッと音を鳴らすだけで機体に指示が行き渡り、行動を開始する。
    ずっと駆動すると信じていた機体は、上空に浮遊したまま止まっているだけ。

    アイランド35

  • その1505

    20250531(土)06:38
    避ける気満々のセリフを吐かれたら、普通は機体が左右に移動すると想像する。

    【アンメア・ラーグ】は、動かなかった。
    正しくは……動けなかった。

    アイランド35

  • その1504

    20250530(金)04:42
    【ペンタグラム・レアリテ】のパイロット部隊も水希も、気構えてはいたのに。
    異常が、発生した。

    水希の強気な姿勢は健在だった。
    「そんな弱い炎で機体を溶かせるとでも?」と負けん気で物を言っていた。

    アイランド35

  • その1503

    20250530(金)04:38
    活発な竜の如く、畝るように前進していく【ペンタグラム・レアリテ】の《剣》の炎。
    技量に自信のある水希なら、回避を選択する。
    故に、【アンメア・ラーグ】は飛び跳ねるように《剣》の炎から逃げ回るだろう。

    アイランド35

  • その1502

    20250529(木)10:12
    パイロット部隊の創竜燃華が担当する《剣》の刃が激しく燃えあがっても……誰も咎めなかった。
    抗議の声が出るとすれば、何も知らされていない[ノータブル]の隊員達ぐらいだ。
    侵攻してきた敵を潰す気である水希には、多少の反撃はあると見込んでいた。

    アイランド35

  • その1501

    20250529(木)10:07
    【ペンタグラム・レアリテ】のパイロット部隊は全員、[サウザンズ]の所属である。
    [サウザンズ]は[スロープ・アイランド]の南、[サウス・エリア]の管轄基地である。
    彼らは、正規軍の上層部から……今の戦いが《南北戦争》であると告げられている。

    アイランド35

  • その1500

    20250528(水)06:26
    俊敏で華麗な動きをしてくるので、【ペンタグラム・レアリテ】は移動すらも困難だった。
    相当の技量の持ち主であろうと、【ペンタグラム・レアリテ】のパイロット部隊の面子は思っていた。

    鞭攻撃の緩んだ時にようやく、【ペンタグラム・レアリテ】は後退できた。

    アイランド35