虚構のアイランド・2

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  • その1988

    20251203(水)21:56
    謹慎処分をくらっても、外出はできる。

    処分の通達から3ヶ月後、[スロープ・アイランド]への全民立ち入りが許可された。
    軍人、民間人問わず。
    ボーデンさんから私に、知らせを教えてくれた。
    __輝の、眠る地を。

    アイランド40

  • その1987

    20251203(水)21:49
    それでは、軍の安い寮でも生活は厳しい。
    なので、ボーデンさんの新居にて、家事全般を担っていた。
    時折ちょっとした事務作業も手伝ったりもした。
    お世話になっているので、部屋を綺麗にしたり、美味しいご飯を用意した。

    アイランド40

  • その1986

    20251203(水)19:33
    ネロは名家の出身なので、仕方なく正規軍の本部に預かると決まり……。
    住処の失った私は、ボーデンさんの新居にお邪魔する事になった。
    軍を脱退していないので、通常の5割減の給料は保障される。

    アイランド40

  • その1985

    20251203(水)19:29
    私・ネロ・ボーデンさんも[スロープ・アイランド]の地を離れる事になった。

    ところが、私とネロは[ノータブル]の騒動の件の中心人物。
    半年間の謹慎処分を、言い渡された。

    アイランド40

  • その1984

    20251203(水)12:51
    同期で親友の2人だったが、配属先は別々だった。
    ところがこれまた命令で、解体作業終了後の1ヶ月間の休暇が認められたようで。
    2人で一緒に、世界の旅をしに行ったのだった。
    旅行した時の思い出の写真を送ると、私達に約束してくれた。

    アイランド40

  • その1983

    20251203(水)12:48
    【ペンタグラム】のパイロット部隊も、解散命令が通達された。
    [スロープ・アイランド]内の基地には残らず、他の地域の正規軍の基地へと転属となった。
    アージンさんとラウトさんは、ここでお別れとなった。

    アイランド40

  • その1982

    20251202(火)19:34
    基地を丸ごと処分してはいない。
    再利用できる設備を、正規軍は今後も使用していくつもりでいた。

    人材は、ガラリと変わった。
    既存の隊員達は全て解散、の命令が下された。

    アイランド40

  • その1981

    20251202(火)19:32
    細分化されたパーツにして、機密下でしばらく保管する形となった。
    合体前のジェット機の内部構造を、改めて肉眼で確かめられる、貴重な時間であった。

    1ヶ月が過ぎて、解体作業は終了した。

    アイランド40

  • その1980

    20251202(火)19:10
    元[サウザンズ]内の格納庫にて、【レアリテ】の分離作業を見届けていたパイロット部隊のメンバー。
    私の隣でネロとラウトさんが、もったいないなあ、と寂しそうに言った。

    普通の機体の5倍の全長を誇る【レアリテ】に、使い道は限られている。

    アイランド40

  • その1979

    20251202(火)19:00
    解体作業は1ヶ月程、行われた。
    [サウザンズ]と[ノータブル]に所属していた隊員達を含め、正規軍全体で作業に集中した。
    【ペンタグラム・レアリテ】は収容後、整備士の隊員達の手によってバラバラにされた。

    アイランド40