虚構のアイランド・2

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  • その1569

    20250629(日)06:09
    相手側もネロと同じ違和感を感じたのか。
    真紅と漆黒のロボの頭部が、こちらへと角度を変えた。

    交渉をしようとかの約束は交わしていない。
    今は《戦争》の真っ只中。
    武器を下げて話し合う程、冷静にはなれない。

    アイランド36

  • その1568

    20250628(土)04:40
    『あの2人……間違いないかも』
    『間違いがない、とは?』
    『わずかに感じるんだよ。《ユナイテッド》の俺と同種の子供だって』
    ネロがやや深刻そうに伝えてきた。
    以前の張り切っていた様子とは異なる、不安そうに見つめる表情。

    アイランド36

  • その1567

    20250628(土)04:35
    子供の声が聞こえてきたとしても、相手は[ノータブル]の隊員。
    おそらく、私達の知らない特別な訓練を受けて、ここまで登って来たのだろう。

    厄介だろうな……と真っ先に感じ取ったのは、ネロであった。

    アイランド36

  • その1566

    20250627(金)06:13
    今、私が、パイロット部隊ができる事は。
    残党の部隊を倒す、それぐらいしかない。

    【アンメア・ラーグ】が消されて、[ノータブル]側のロボは2体のみ。
    体格差だけで判断すれば、【レアリテ】が勝ると読めるだろう。

    アイランド36

  • その1565

    20250627(金)06:08
    「水希……」
    私は彼女の名前を口にした。
    哀しげに呟いても、何の意味もないと悟っている。
    私も卑怯者だ。
    水希の件に対して、とやかく言える資格はない。

    アイランド36

  • その1564

    20250626(木)08:20
    水希が操縦する【アンメア・ラーグ】の爆発。
    その一連の動きを私は見て、ほんの少しだけ……同情してしまった。
    同じ正規軍の人間でも扱いが違うと、生き様もガラリと変わるのだと、水希を見て改めて実感した。

    アイランド36

  • その1563

    20250626(木)08:15
    拘留場の中を平気で歩き、発情気味の囚人男性相手に笑顔を振りまく。
    屈折したレールでも進まされたのだろう事は、想像がつく。

    【ペンタグラム・レアリテ】のコックピットの中で、パイロット部隊は全員待機状態。

    アイランド36

  • その1562

    20250625(水)06:13
    悲しみの涙など、一滴も出てこなかった。

    同情くらいは、したかもしれない。
    正規軍の同期だった私達。
    扱いの差で、明暗がはっきりと分かれる。
    水希は、真っ暗な道を歩まされた。

    アイランド36

  • その1561

    20250625(水)06:06
    【ペンタグラム・レアリテ】は5機のジェット機を変形させて合体した巨大ロボだ。
    分離して単独行動など、できる状況ではなかった。

    親しい友好関係を築けなかった私達。

    アイランド36

  • その1560

    20250624(火)04:13
    避けずに炎に包まれた【アンメア・ラーグ】。
    いくらバリア等の防御機能が働くだろうとしても、長時間も延焼が続いたら……。

    敵対しているし、仲のいい2人ではないから、助けに行こうとは思えなかった。

    アイランド36