虚構のアイランド・2

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  • その1579

    20250704(金)04:39
    ラウトさんには了承の返事をして、私はまだ握りしめていた《剣》を動かそうとした。
    パネルの入力とレバーの切替にて、《剣》は攻撃も防御も行える。
    防御は《剣》を横向きに変えて、相手の攻撃を受け止める姿勢である。

    アイランド36

  • その1578

    20250703(木)08:51
    水希よりは控えめな印象を受けるだけで、この子達も好戦的だ。
    一戦を交えたとしても、非難の声は出ないだろう。
    一部始終を事細かく、ご覧になれば。
    住民達の声からは、免れないかもしれないが。

    アイランド36

  • その1577

    20250703(木)08:45
    『このガキ……!燃華!もう1回ぶちまけてやれ!』
    ラウトさんがブチギレてしまった。
    本来ならリーダー格のボーデンさんの指示に従いたいが、一応、相手は敵であると認識している。
    少年だとしても、手を緩める状況ではない。

    アイランド36

  • その1576

    20250702(水)05:53
    『君達の正体はあまり知らないが、これ以上、滞空するのであれば、攻撃を開始する。
    命が惜しいのなら、退避したまえ』
    『逃げ場を確保するなんて、甘い大人達だね?』
    『大人はみーんな、子供に甘いよね』

    アイランド36

  • その1575

    20250702(水)05:49
    『ラウト!挑発に乗るな!』
    『う……わ、わかりましたよ……』
    ボーデンさんに注意されたラウトさんは、むくれた顔して黙った。

    少年達の話し相手は、ボーデンさんが担う事になった。

    アイランド36

  • その1574

    20250701(火)04:48
    真っ先に怒りを示したのは、ラウトさんだった。

    『テメェ……ガキの癖に、何なんだよ!』
    『ん?言いたい事はそれだけ?』
    『ちゃんと伝えてくれないと、わからないなあ』

    アイランド36

  • その1573

    20250701(火)04:45
    『えー?トンデモ機体を飛ばしているのに?』
    『そのデカさでふざけていないって、よく言えるよね?』
    双子の少年達は、懲りていない。
    無邪気に振りまいているだけだ。
    その態度は、他のパイロットに苛立ちを覚えさせた。

    アイランド36

  • その1572

    20250630(月)07:33
    [ノータブル]の面子は、狂っている。
    私以外にも、狂気と思うパイロットはいた。

    リーダー格のボーデンさんが率先して、口を開いた。
    『君達。この戦いは本戦だ。ごっこ遊びじゃないんだぞ』

    アイランド36

  • その1571

    20250630(月)07:28
    慕っているのなら、『アバズレ女』という呼称は出てこない。
    余計に、水希が哀れである。

    この子達だって、今の戦闘をお遊戯だと軽視しているのに。

    アイランド36

  • その1570

    20250629(日)06:14
    子供達は、平気で話しかけてくるが。

    『邪魔者はいなくなったよ』
    『アバズレ女は消えたし、遊ぼうよ』

    この子達、水希に対して軽蔑しているようだ。

    アイランド36