虚構のアイランド・2
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その898
20240902(月)06:05「燃華とネロの、無実を証明したい。
ネロは《ユナイテッド》の能力で一ノ宮輝と共感し、燃華は《ユナイテッド》の事実を知らない上で、ネロに加担している。
少なくとも、燃華はこの事件では、とばっちりをくらった方だ。」アイランド22
その897
20240902(月)04:47今朋美が聞いた内容は、ラウトやアージン、ネロまでもが知りたがっていた。
気持ちが沈んでいたネロも、様子を伺うように顔を上げている。
当の総指揮官は、躊躇せずに彼女の質問に答えた。アイランド22
その896
20240901(日)06:27「総指揮官。話の途中ですが、お伺いしてもよろしいでしょうか?」
「構わんよ。」
「ありがとうございます。非常に興味深い裏側を聞いた上でお尋ねしますが、総指揮官の今後はどういった展開で進めていくのでしょうか?」アイランド22
その895
20240901(日)06:18「その養成所って…」
「相当、やり手なんだな…。」
アージンとラウトは、驚きの反応をするしかなかった。
逆に、質問をぶつけたのは、[5秒前]のファンであった朋美だった。アイランド22
その894
20240831(土)04:34「[サウザンズ]への引き取りが決定した頃、一ノ宮輝、『レイズ・サウスフィールド』の姿はなかった。
彼は既に、他の機関に引き渡されていたらしい。
それが、あの[5秒前]を生み出した養成所だったのは、後から聞かされた。」アイランド22
その893
20240831(土)04:30「ネロ、『センズ・サウスフィールド』の引き取り機関は、[サウザンズ]だからな。
立ち会いにも携わっていたし、それぐらいの知識はある。」
「な、なるほどなぁ…。」
ラウトとアージンは、衝撃で頷くしかなかった。アイランド22
その892
20240830(金)03:31行方の結末を堂山が話しているが、果たして本当の事なのか?
信じられないラウトやアージンは、もう少し深掘りをしようと試みた。
「総指揮官は…。」
「どこでそんな情報を…?」アイランド22
その891
20240830(金)03:28この事実を初めて聞かされた者達は、絶句した。
伝説の女性デュオのその後の行方は、マスメディアでも公表されなかった。
『活動休止』のテロップを掲げたまま、音沙汰がないだけしか、一般人にはわからなかった。アイランド22
その890
20240829(木)06:27「彼女達の性格は、根本的に思いやりのある穏和な人間だった。
活動を続けていくうちに、『嘘を重ねている』と思い込んで…。
最終的に、2人で海辺のある崖から、落ちていった。」
「つまり…。」
「彼女達は生存していない。」アイランド22
その889
20240829(木)06:22「絶大な人気を得たと、聞きましたが…。」
「彼女達は、要は正規軍のプロパガンダだった。
それ故に、彼女達の精神が、崩壊した。」
ボーデンとネロと医務室の医師以外は、これ以上にない驚きを示した。アイランド22