虚構のアイランド・2

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  • その1679

    20250811(月)09:39
    適度に離れた位置で、【ペンタグラム・レアリテ】は止まった。
    高熱のゾンビ状態に変貌したとしても、最後に反撃が来るかもしれない。
    機体の残骸が地上にポロポロと落ちていくまで、静かに眺めていった。

    アイランド36

  • その1678

    20250811(月)09:32
    ロボ達のはさみ撃ちに、巻き込まれない為に。
    結局、コックピットを潰された2体のロボに残された最終手段は、自爆しかなかった。
    ここは、息がピッタリと合うように、激しい爆発が同時に起こった。
    【アンメア・ラーグ】のように炎に包まれたら、機体の寿命も長くはないだろう。

    アイランド36

  • その1677

    20250811(月)09:29
    【レアリテ】は同時に腕を引っこ抜く。
    2体のロボよりも5倍近くも大きなロボは腕を閉じて、一旦上へと飛んだ。
    機体の全長分まで上昇すると、前方へ推進した。

    アイランド36

  • その1676

    20250810(日)04:28
    漆黒の機体にも、細かな電気と小規模の爆発が起き始めた。
    こちらも、終わりが近いだろう。

    【レアリテ】の2つの《拳》は、2体のロボの胴体に突っ込んだまま。
    スッと、抜く時がやってきた。

    アイランド36

  • その1675

    20250810(日)04:24
    子供の泣き叫ぶ声は、聞こえなくなった。
    機体の装甲ごと、コックピットも押し潰されてしまったのだ。
    双子のどちらも、大きな怪我をして、起き上がれなくなっている。
    追い打ちだって、かけている。

    アイランド36

  • その1674

    20250809(土)06:15
    私が肩の部分に居座っている『ライト・アーム』が、後ろに伸びた。
    拳を作り、そのまま漆黒のロボの胴体を……貫いた。
    奥までは貫通していないが、前面側の装甲は潰れているのが見えた。

    アイランド36

  • その1673

    20250809(土)06:10
    攻撃の担当であるネロには、正体が掴めたのかもしれない。
    後ろを襲ったドーレンに、こう言い放ったからだ。

    『人の良心を騙すガキなんて、誰も助けねぇよ!』

    アイランド36

  • その1672

    20250808(金)06:14
    弟も兄みたいに、泣き喚いていた。
    『おじさま! 僕達を助けてええええ!』
    叫び声で聞き取りにくかったが、誰かに助けを求めていると知った。
    私としては、救済を行う人間の正体が掴めない状態である。

    アイランド36

  • その1671

    20250808(金)06:03
    ネロの真っ白な前歯が見えた。
    急な対処を迫られて、苛立ちを覚えているのだろう。

    実際、【ピコ・ザーニィー】が【レアリテ】をぎゅうぎゅうに挟むように、背後まで急接近してきた。

    アイランド36

  • その1670

    20250807(木)10:47
    次は漆黒の機体【ピコ・ザーニィー】を仕留めなければならない、のだが……。

    奇襲の脅威を、アージンさんが感知した。
    『ネロ! 後ろだ!』
    『ん!』

    アイランド36