虚構のアイランド・2

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  • その1739

    20250903(水)12:32
    接近の形を取る姿勢は、先程の突進と同じ。
    ところが、接近するスピードは減速していた。

    左手に持ったハンドガンの銃口が、こちらに向けられていた。
    正面? いや、若干上向きになっている。

    アイランド37

  • その1738

    20250903(水)12:29
    【アブソルテ・ゾル】に炎の影はない。
    欠損した右腕以外は、丈夫に保たれている。

    『チビだからって、安易に潰せると思ったのは間違いだな!』
    【アブソルテ・ゾル】が、攻撃を再開した。

    アイランド37

  • その1737

    20250903(水)12:26
    『燃え移る可能性を考えなかったのか……』
    『クソッ、イカれたジジイだぜ……』
    アージンさんとラウトさんの声だ。
    声量を控えめにしているようだが、扇浜の耳に入っているかどうかはわからない。
    私と感想は同じ、というだけは知った。

    アイランド37

  • その1736

    20250903(水)12:22
    そう考えただけで、心が苦しくなった。
    あっさりと右腕を捨てた扇浜。
    住民達が下で暮らしていようと、躊躇いなくやったであろう。

    『フハハハハハ! 片腕だけなら痛くもねえぞ!』

    アイランド37

  • その1735

    20250903(水)12:20
    右腕そのものは、地上へと落とされるだろう。
    住民達が避難できて本当に良かったと、今なら思えた。
    残されていたのなら、右腕が家屋を潰した重みで沈められてしまっているのかもしれない。
    仮に広い大地でも、運が悪ければ押し潰されているかもしれない。

    アイランド37

  • その1734

    20250903(水)12:16
    引きちぎった右腕は、勢いよく下へと投げ落とした。
    雲の中へと、消失した。

    雲は水蒸気の集まりである。
    炎は消してくれるだろう。

    アイランド37

  • その1733

    20250903(水)12:13
    しばらくは様子見でいいだろうと構えていると。
    【アブソルテ・ゾル】が、脅威の動作を示した。

    なんと……左手で強引に、右腕を千切ったのだ。

    アイランド37

  • その1732

    20250903(水)06:02
    何回も腕を上げたり下げたりしていた。
    体操の腕を振り回す運動みたいに感じるが、状況は深刻そうだ。
    敵の対象なので、過度な心配は必要ないのだが。

    アイランド37

  • その1731

    20250903(水)05:58
    機体が遠ざかっていった結果、【アブソルテ・ゾル】が小さく見えた。
    モニターでは、大体2、3センチくらいのサイズに縮められている。
    燃えた右腕を必死に動かす姿があった。

    アイランド37

  • その1730

    20250902(火)12:37
    火の粉じゃないから、簡単に払い落とされない。
    当然、突進の攻撃が中断された。
    とにかく、右腕の鎮火に集中するばかりだった。
    【アブソルテ・ゾル】は、【レアリテ】から距離を取る。

    アイランド37