虚構のアイランド・2

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  • その1839

    20251020(月)08:36
    なんと、男座りの体勢で、ハンドガンを支えたのである。
    足の間に挟んで、左手だけでいそいそと装填に取り掛かる。
    大層に調子こいていた扇浜だが、今の行動がとても滑稽な姿に見える。

    アイランド39

  • その1838

    20251019(日)06:40
    装填しなければ、発砲はできない。
    ただの住民達でもわかる常識だ。
    何回も試したところで、扇浜が悪態をついた。
    『クソッ! 腕が千切れてる状態で……!』
    右腕を損失している【アブソルテ・ゾル】。
    意外な発想で、弾の装填を行った。

    アイランド39

  • その1837

    20251019(日)06:35
    カチャリとプラスチックのおもちゃを動かしたような音が、何度も響く。
    飛来してこない時点で、何を示すのかはわかっていた。
    弾切れを、起こしたのだ。

    アイランド39

  • その1836

    20251018(土)06:26
    失明の要因が消えたなら、顔を上げても大丈夫。
    即座に、【アブソルテ・ゾル】の様子を確認した。

    ハンドガンの銃口はこちらに向けたまま。
    弾は、飛んでこなかった。

    アイランド39

  • その1835

    20251018(土)06:23
    モニター画面も、点滅がなくなった。

    ハンドガンの乱射時、私は顔を下に向いていた。
    失明を防ぐ為の、応急処置のような対応だ。
    その場凌ぎでできるのは、直視を避けるぐらいしかないのだ。

    アイランド39

  • その1834

    20251017(金)06:29
    しばらく直視し辛い状況が続くのだろうか……。
    そろそろ《剣》を振り下ろさないといけないのに。

    小さな機体で素早い連射を行う、【アブソルテ・ゾル】のハンドガン。
    【レアリテ】への集中砲火は、長く保たなかった。

    アイランド39

  • その1833

    20251017(金)06:21
    画面がチカチカされると、目や頭が痛くなる。
    拘留場からの脱出で、私は囚人服の姿のまま。
    ヘルメットも着用していない。
    直接テレビのフラッシュ効果を受けているので、永遠に画面を見てはいられない。

    アイランド39

  • その1832

    20251016(木)08:58
    警戒が途切れないように、担当ではない同乗者が代わりに見張ってはくれる。
    ブレーキが効くのは、緊急停止のみ。
    頻繁には、使ってもらえない。

    ハンドガンの乱射で、モニター画面は何度も点滅を繰り返す。

    アイランド39

  • その1831

    20251016(木)08:55
    リーダー格の発言は、今切り替えたら危険に晒される意味も含んでいた。
    バリアも強固に張られている【ペンタグラム・レアリテ】。
    武装のチェンジをする時、敵からの脅威を許してしまう懸念もあるのだ。

    アイランド39

  • その1830

    20251015(水)06:30
    ネロも扇浜の策略に振り回された1人なんだ。
    拳の1つ2つ、ぶつけなきゃ気が済まないのだろう。

    しかし、ボーデンさんが怒りの衝動を抑えようとした。
    『落ち着けネロ! 今は変われそうにない!』

    アイランド39