虚構のアイランド・2

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  • その1889

    20251114(金)06:50
    それが、うまくいかないのだ。
    【アブソルテ・ゾル】の体当たりが、強烈すぎる。
    小ぶりなロボのどこに力を蓄えているのが、不思議であった。

    高度があっという間に、2500を切った。

    アイランド39

  • その1888

    20251113(木)06:41
    なるほど、これが《虚像獣》関連にあまり加担したがっていない理由なのか……。
    私は勝手に解釈していた。

    抵抗せずに押されてもいい事にならない。
    私達からも、反撃が必要だ。

    アイランド39

  • その1887

    20251113(木)06:37
    男の減らず口は、塞がらない。

    『ずっと飽き飽きしていたさ! デタラメの化け物退治なんてよ! 何の根拠もねえのに精神が安定するとか、子供騙しかよ!』
    なあ! と扇浜は強く言い切った。

    アイランド39

  • その1886

    20251112(水)06:20
    『ハナから自滅も覚悟の上だ!』
    やはりというべきか。
    扇浜は忠告を聞き入れる耳を持ち合わせていなかった。
    火力もスピードも落とさない。
    自滅すらも厭わない男は、強行突破を貫いた。

    アイランド39

  • その1885

    20251112(水)06:15
    危険を疑う者もいた。
    リーダー格のボーデンさんだ。
    彼は扇浜と同期の軍人なので、多少荒っぽい口調でも許された。

    『火力を落とせ! このまま自爆する気か!』

    アイランド39

  • その1884

    20251111(火)06:19
    あっという間に4000メートルを、切ってしまった。
    知らぬうちに、上空の厚い雲をすり抜けてしまっているのか。
    小柄なオレンジの機体から、ここまで強烈なパワーを出せるとは……。
    私は密かに凄さを評価していた。

    アイランド39

  • その1883

    20251111(火)06:14
    レバー自体は前へ倒せるのに。

    地図データには四隅に細かい数値のデータが表示されている。
    右下の数値のカウントのスピードが、速すぎる。

    アイランド39

  • その1882

    20251110(月)09:26
    人が残っている地域だと、建造物以外にも被害が及んでしまう。

    【ペンタグラム・レアリテ】だったら、小柄な【アブソルテ・ゾル】を押し返せるのに。
    両手で支えるレバーが、言うことを聞かない。

    アイランド39

  • その1881

    20251110(月)09:23
    かつての日本列島で一番高い山は、標高約3800メートルだったと言われている。
    このまま急降下を続ければ、いつかは地上へと衝突してしまう……!
    衝突先が退散後の[スロープ・アイランド]の領域内であるのを願う。

    アイランド39

  • その1880

    20251109(日)06:18
    『何?』
    『今5000メートルを切りました! 4900、4800……』
    アージンさんのカウントを聞くと、【レアリテ】が下降していると気がついた。
    4800以降も、変動する数値は止まらない。

    アイランド39