虚構のアイランド・2

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  • 本編あとがき NEW

    20251208(月)21:07
    色々作業していたら、遅くなりました……!
    申し訳ございません!

    なんか支離滅裂な内容だなオイ……とつっこみたくなるかもしれませんが、私にはこれが精一杯です……!

    とりあえず、『虚構のアイランド』シリーズは、短編の方を書きたいつもりでいますので、しばらくは続くかもです。

    ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
  • その2028

    20251207(日)12:54
    虚像獣と暴君がいなくなった今、新たな悪魔が出現するかもしれない。
    私は、いや私達は共通の敵に頼らずに、自らの手で平和と安寧、幸福の世界をつくらなければならない。

    私達は各々で、できる事を尽くすから。
    貴方は天国で、見届けてください。

    お土産話は、私も持ってくるから__。

    【虚構のアイランド・おわり】

    アイランド40

  • その2027

    20251207(日)12:50
    「そう、だよな。ありがとう、燃華。
    俺、限られた中かもしれねえけど、頑張って色んな事を勉強していくよ」
    「その調子よ」

    輝……レイズさん。
    ネロ……センズは頑張って生きていく決意を固めたわ。

    アイランド40

  • その2026

    20251207(日)12:46
    そんな事はない。むしろ、ネロは生きていていいのだ。
    私は姉が弟を宥めるように、ネロに言った。
    「大丈夫よ、ネロ。貴方は生きるのよ。
    生きて、色んな世界を知っていくのよ? 貴方の経験話が、輝を喜ばせるきっかけとなるわ」

    アイランド40

  • その2025

    20251207(日)12:42
    時間は残酷にも過ぎていく。
    ネロは歳を重ねていき、生者しか暮らせない世界で生きていく。
    輝は18歳で止まるし、世界に手を伸ばせない。
    弟の自分が生きる幸福を味わっていいのか、不安なんだろう。

    アイランド40

  • その2024

    20251207(日)12:39
    私はネロの顔色を伺うように、彼を見つめた。
    ネロはまだ、気持ちが沈んでいた。
    「俺だけ生き残ってさ、兄ちゃん、寂しくないのかなあって、心配になるんだ」
    ……気負いすぎているなあ、ネロは。
    当然なのだ。実の兄が、もう目覚める気配はない。

    アイランド40

  • その2023

    20251207(日)12:35
    墓の前には、私とネロ、後ろに案内役の隊員が残っていた。
    黙って聞いていたネロが、口を開く。

    「燃華。俺も生きていて、いいんだよな?」
    「ネロ?」

    アイランド40

  • その2022

    20251207(日)12:33
    樹はそれに応えようとして立ち上がり、
    「わかりました」
    と言って、握手を返した。

    [5秒前]のメンバー達はマネージャーらしき人物がやってきて、輝の眠る墓の前から去った。
    去り際に手を振り、さよならと別れの挨拶をつげて。

    アイランド40

  • その2021

    20251207(日)12:30
    だから、と私は後に続けた。
    「あなた方も活動を続けてください。あなた方は皆の役に立っています。元気と勇気を与えてくれるのは、あなた方です。
    これからも、お互いに頑張りましょう」
    私は樹に、握手を求めた。

    アイランド40

  • その2020

    20251207(日)12:27
    「処分が終わった後、私は正規軍に残ります。
    誰かの盾になって守るのが、私のできる事ですから」
    「虚像獣とやらは、もういないんだろ?」
    「虚像獣以外にも脅威なる存在はいます。別の怪物が現れるかもしれませんし、悪魔に変わる人間が出現するかもしれません。
    そんな時に立ち向かわなければ、今度こそ人類が滅びかねないのです」

    アイランド40