虚構のアイランド


ほぼ毎日2本ずつ更新します。
下からお読みください。


後日まとめて掲載します。

無断転載はおやめください。

記事一覧

  • その88

    20230726(水)06:05
    「燃華が可愛い系がちょっと苦手なのは知ってるけど、気にしなくていいんだよ?女の子だし。」
    「そうだね…。」

    朋美の指摘通り、私は女の子らしい可愛らしさが実は苦手である。

    アイランド3

  • その87

    20230726(水)06:02
    「それで、渡したい物って…。」
    私は正座して待機していた。
    朋美が座り方を見て、注意するのがワンセットだ。

    「個室内だし、崩して座っていいって言ってるのに!」
    「ごめん、どうも落ち着かなくて…。」

    アイランド3

  • その86

    20230725(火)07:30
    ★★★
    朋美の部屋は、まさに女子!と言った感じの可愛らしい部屋だった。
    ピンク系統色の雑貨が、彼女の部屋に可憐さを持たせている。
    流石に衣類や部屋の内装は、ピンクに染まってはいないが。

    アイランド3

  • その85

    20230725(火)07:27
    「渡したい物があってね。部屋の棚に仕舞っているの。」
    「そうなんだ。わかった、一緒に行こう。」

    ひとまず理由を聞いた私は納得して、朋美に同行した。

    アイランド3

  • その84

    20230724(月)12:14
    「構わないよ。今は暇。」
    「そっか、なら今から私の部屋に来てくれる?」
    「え?食堂とかじゃ、ダメなの?」

    私は朋美に聞いた。
    朋美の部屋はプライベート空間。
    誰かに聞かれてはいけない秘密を明かすつもりなのかと疑ってしまったから。

    アイランド3

  • その83

    20230724(月)12:03
    「燃華(もえか)、今時間は大丈夫?」
    燃華とは私の名前だ。
    正式名称は、創竜燃華(そうりゅうもえか)と言う。
    昔の日本人名のような名前の付けられ方だが、あまりこんな姓名は聞いた事がないとも言われた。

    アイランド3

  • その82

    20230723(日)07:25
    朋美は私の友人で、[サウザンズ]の専属オペレーターである。
    元は正規軍の人間だったが、引き抜かれて今は専属となった。
    女性だと柔らかい印象になるからだろうか。

    アイランド3

  • その81

    20230723(日)07:22
    司令室での報告が終わると、総指揮官の《解散》命令で各自散らばっていた。

    私も借りている[サウス・エリア]の居住区に戻ろうとすると、朋美に呼ばれた。

    アイランド3

  • その80

    20230722(土)07:33
    報告自体は淡々と事を運んだ。
    正直、今回の虚像獣は異常な高水準の強敵ではなかったし、私達も【ペンタグラム】の操縦に違和感を覚えなかった。
    日常茶飯事の業務をこなしているかのようで、至って普通だった。

    アイランド3

  • その79

    20230722(土)07:12
    「ご苦労。戦況は拝見させて頂いたよ。」
    総指揮官は[サウザンズ]のトップなので、基地内では敬語を使わない事もしばしばあった。

    見慣れた光景なので、私達は気にしなかった。
    私達も敬語を扱えるレベルではないし。

    アイランド3