虚構のアイランド


ほぼ毎日2本ずつ更新します。
下からお読みください。


後日まとめて掲載します。

無断転載はおやめください。

記事一覧

  • その268

    20231024(火)06:02
    緊迫した戦闘でも常に自信満々の彼の戸惑う姿が気掛かりで。

    「どうしたの、ネロ。」
    私の手は自然とネロの肩に置いていた。
    驚きで固まる彼の神経を解す目的である。

    アイランド8

  • その267

    20231024(火)05:58
    今集まっている面々の中でも最年少の彼の表情は、狼狽えているように見えた。
    目も口も、開きっぱなしなのだから。

    不満を訴えている人達と一緒になって声を上げずに、私はネロの元へ寄った。

    アイランド8

  • その266

    20231023(月)11:40
    扇浜に反発する人達が増えていく最中で、意外な光景を発見した。

    パイロット部隊の最年少で、子供らしくキャンキャン吠えるネロだったが、今回は違った。
    黙って、会見を視聴していたのだ。

    アイランド8

  • その265

    20231023(月)11:36
    荒れ狂ってしまうのを防ぐために、ボーデンさんが、
    「静かにしろ!」
    と注意した。

    [サウザンズ]の面々でも年齢が高めのボーデンさんに、みんな頭が上がらない。
    騒ぎは沈静化していった。

    アイランド8

  • その264

    20231022(日)06:24
    このまま闘争を加速させる気か。
    格納庫内のモニター前にはパイロット部隊と整備士等の裏方の2、30名程しかいない。
    誰かが声を上げると、同調して他者も声を上げる。
    そうやって、格納庫内が騒がしくなる。

    アイランド8

  • その263

    20231022(日)06:21
    [ノースエリア]の基地の者が虚像獣を倒さない限り、[スロープ・アイランド]全域の心の平和は訪れないと同等である。

    それでは、地上で暴動が起きてしまったら…武力以外では止められないではないか。

    アイランド8

  • その262

    20231021(土)06:35
    彼の怒りはごもっともで。
    詳しく伝えると、[ノースエリア]で出現した虚像獣はもう、[サウスエリア]の人間は手を出せない。
    つまり、[サウザンズ]は[サウスエリア]内の基地だから、[ノースエリア]出現の虚像獣は倒せない、との事。

    アイランド8

  • その261

    20231021(土)06:32
    「出現したエリア内の基地の者しか対処できないって事は、越境しても…。」
    「迎撃ができない、という事か。」
    「指を咥えて黙って見てろ、って話かよ!」
    ラウトさんとアージンさんのセリフだ。
    ラウトさんは最後、怒りの口調になっていた。

    アイランド8

  • その260

    20231020(金)06:25
    格納庫のモニター前には、パイロット部隊の他、整備士さん等裏方の人達も集まっていた。

    皆の反応は様々である。
    扇浜の会見がすぐに理解できなくて混乱する者もいれば、把握できた後で嘆いたりする者もいた。

    アイランド8

  • その259

    20231020(金)06:20
    会見の内容は、以前のものと似たような感じだった。
    違うと言えば…今後の方針を提示したぐらいだろうか。

    簡単に纏めると…『虚像獣は出現したエリア内の基地の人間のみ始末の権限を与える』との事。

    アイランド8