虚構のアイランド


ほぼ毎日2本ずつ更新します。
下からお読みください。


後日まとめて掲載します。

無断転載はおやめください。

記事一覧

  • その338

    20231128(火)06:36
    今は虚像獣の出現が判明して、討伐任務の遂行の専念が必要だ。
    余計な私語は、慎まなければならなかった。

    2人への注意を、アージンさんが行った。
    『止めろラウト。今はそんな余裕はないぞ。』

    アイランド11

  • その337

    20231128(火)06:32
    『そうかそうか。ま、その気になったら、応援はしてやるぜ?』
    『むぅ!まだ早いっての!』

    ラウトさんと話すネロは、どうしても喧嘩のようなじゃれ合いになってしまう。
    日常的なので、私達仲間は軽く流しているが。

    アイランド11

  • その336

    20231127(月)11:14
    『よおネロ!燃華と密会した気分はどうだったんだ?』
    ラウトさんが揶揄うように言ってきた。

    当然、ネロはムキになって言い返した。
    『密会ってなんだよ!俺はちょっとした話をしただけだぜ!』

    アイランド11

  • その335

    20231127(月)11:10
    虚像獣の出現位置は、[サウス・エリア]だと判明した。
    その直後、格納庫では最終調整を行い、ジェット機を全て飛ばした。

    5機はボーデンさんのジェット機を中心に、平行に飛行していた。

    アイランド11

  • その334

    20231126(日)06:29
    移動カプセルのAIが認識し、移動を開始した。

    「ネロ、私達の使命は『虚像獣を消滅させる事』よ。輝を安心させたいなら、最後まで虚像獣を倒していこう。
    今は、それが1番よ?」
    「ありがとう、燃華。そうだよな、アイツが出なくていいようにしないとな!」

    話が終わる頃には、格納庫に到着していた。

    アイランド10

  • その333

    20231126(日)06:24
    通路を走っていると、直通の瞬間移動カプセルが各階に4基設置されている。
    そこに私とネロは乗り込んだ。

    音声認識で各フロアに飛んでいける仕組みとなっており、私は『格納庫』と叫んだ。

    アイランド10

  • その332

    20231125(土)06:30
    「虚像獣の出現!」
    「今度はどっちなんだよ!」

    ネロが吠えるように言った後、私達はすぐに走り出していた。
    基地内では直通の移動装置があり、端末機での転送は使えない。

    アイランド10

  • その331

    20231125(土)06:27
    [サウザンズ]の基地全域に、けたたましい警報音が鳴り響いた。
    完全に慣れてしまっているが、やはり突然の高音は耳が痛くなる。

    私もネロも、この警報音の意味を十分理解していた。

    アイランド10

  • その330

    20231124(金)06:23
    まだ、いつもの彼みたいに元気はつらつな姿まで回復はしていない。
    でも、どんよりとした表情と比べたら、マシになっていった。

    ネロの悩みは、大体判明しただろう。
    それだけでも十分な成果だ、と安心したその時だった。

    アイランド10

  • その329

    20231124(金)06:19
    「そっか…。ネロは輝が務めを果たしてないから、嫌々やっていると言いたいのね?」
    「俺、話した事ねぇからわからねぇけど…燃華の想像通りでいいぜ。」
    ネロは素直に認めた。
    さっきまでの暗い表情は、段々と明るくなっていった。

    アイランド10