虚構のアイランド


ほぼ毎日2本ずつ更新します。
下からお読みください。


後日まとめて掲載します。

無断転載はおやめください。

記事一覧

  • その418

    20240107(日)07:45
    点滅の回転率が高かった。
    かなりの速さで光点がチカチカしてきている。
    もしや、と大方の予想を立てていると、座標データの光点は…消滅した。

    【ペンタグラム】はまた、バランスを崩した。

    アイランド12

  • その417

    20240107(日)07:30
    急降下という次のステップに踏み込もうとした時だった。
    ネロに注意したラウトさんが、声を荒げたのである。

    『虚像獣の光点が、点滅しかかってるぞ!?』
    え?と思いながら、アージンさん以外は座標データを確認した。

    アイランド12

  • その416

    20240106(土)07:40
    ボーデンさんがチャンスはあると激励した。

    《槍》の威力は加速の度合いでも変化する。
    大きいほど、深く傷をつけやすくなる。

    たとえ、虚像獣がギリギリ[ノース・エリア]に足を踏み入れても、貫いてダウンしてしまえばそれでいい。

    アイランド12

  • その415

    20240106(土)07:26
    ジャンプの頂点に到達してすぐに、虚像獣に体当たりしようと急降下する。

    また、ネロが座標データの数値を読んで、叫んだ。
    『あと25切った!』
    『まだだ、まだ間に合う!』

    アイランド12

  • その414

    20240105(金)06:27
    私と、パイロット部隊の仲間の4人も、振動で身体が揺れていた。
    大気圏内スレスレぐらいまで上昇し、《槍》の矛先を下に向けて一気に下降する。
    しぶとく北を目指す虚像獣に突き刺す為に、勢いをつけて。

    アイランド12

  • その413

    20240105(金)06:22
    一旦バランスを崩したが、【ペンタグラム】はすぐに体勢を戻して…ジャンプを開始した。

    《槍》を使用したジャンプ時の【ペンタグラム】は、超音速のエレベーターと似た感覚が伝わってくる。
    特に今はガチガチの緊迫した状況。

    アイランド12

  • その412

    20240104(木)12:11
    私は冷静になるよう傍観に徹していた。

    今の攻撃はアージンさん主導だ。
    残りの4人はいわばサポート役だ。

    《槍》の激突への攻撃時に狙われた時の対処を、サポート役は考えないといけない。

    アイランド12

  • その411

    20240104(木)12:06
    《槍》を構えて飛び上がる寸前で、【ペンタグラム】の身体のバランスが崩れた。

    『んなもんわかってんだよ!』
    『やめろラウト!今は静かにしてくれ!』
    同年代同士の2人も、相当怒鳴っていた。

    アイランド12

  • その410

    20240103(水)08:19
    【ペンタグラム】は《槍》を両手に持ち、その場で力強いジャンプを行おうとした時。
    パイロット部隊の年少者が、焦り出そうとする一言を放った。

    『ヤバいぜ!虚像獣が[ノース・エリア]まであと50切った!』

    アイランド12

  • その409

    20240103(水)07:22
    『そのようですね!』
    アージンさんは次の出番は自分だと予想していた。

    《剣》を右手から離して消滅させ、【ペンタグラム】の全長と同格の長さを持つ《槍》を出した。

    アイランド12