虚構のアイランド


ほぼ毎日2本ずつ更新します。
下からお読みください。


後日まとめて掲載します。

無断転載はおやめください。

記事一覧

  • その438

    20240117(水)11:42
    ボーデンさんが帰還の際に伝えたおかげで、ネロを最初にジェット機から降ろして、医務室へ直行された。
    司令室への報告は、残りの4人で行った。

    田辺総指揮官は、うーんと頭を抱えていた。
    それは【ペンタグラム】が今回の虚像獣に手こずったからではない。

    アイランド13

  • その437

    20240117(水)10:16
    ★★★
    ネロの体調異変には、部隊全員が気づいていた。
    黄色のロボが去ってから、【ペンタグラム】も[サウザンズ]に戻った。
    ジェット機に分離して、格納庫に収容された。

    アイランド13

  • その436

    20240116(火)06:32
    黄色のロボは名称も含めて、謎に包まれたシルエットとして記憶に残った。

    『何だよ?無愛想なのか?』
    『決めつけはまだ早いぞ…。』
    ラウトさんとアージンさんは、不思議に思っていた。
    もちろん、ボーデンさんと私もだ。

    唯一、ネロだけ何故か…身体を震わせていた。

    アイランド12

  • その435

    20240116(火)06:24
    逆に…黄色のロボは無言で踵を返した。
    私達に背を向けて、一気に降下した。
    屈む姿勢っぽいのは、斜め下の先に所属する基地があるのだろう。

    [ノース・エリア]だから、[ノータブル]に戻ったのかもしれない。

    アイランド12

  • その434

    20240115(月)09:54
    『君達は[ノータブル]の所属であろう?トップの会見を聞いていなかったのか?
    撃破には感謝するが、君達は越権行為をしているのだぞ?』
    応答するかわからないので、今度は忠告も交えていた。
    やはり、脈はゼロだった。

    アイランド12

  • その433

    20240115(月)09:49
    相手が口を開けるように、時間を取ったのだが…。
    全くの反応がなかった。

    ボーデンさんは無反応が気掛かりとなり、もう一度黄色のロボに問いかけた。

    アイランド12

  • その432

    20240114(日)06:15
    その予想は私以外でも想像できた。

    だが、無人機でも通信回線を開き、AIの音声で一定のやり取りぐらいはできる。
    今は虚像獣の討伐がメインの時代。
    信号反応で動く無人機は、縮小傾向にあった。

    アイランド12

  • その431

    20240114(日)06:11
    黄色のロボは、じっと立ったまま。
    動作は確認されていない。
    それどころか、【ペンタグラム】から通信回線を開くように送っているのにもかかわらず、相手側からの音声はない。
    もしや…無人機だろうか?

    アイランド12

  • その430

    20240113(土)06:13
    『ちょっと君、少しいいだろうか?』
    口調が何だか、説教気味であった。

    これはおそらく…つい最近に扇浜が会見で述べた規則についての小言の意が込められているのだろう。
    私も、今のボーデンさんの発言で思い出した。

    アイランド12

  • その429

    20240113(土)06:10
    ロボ同士なら脅威の対象になり得ない機体が、あの虚像獣を倒したなら…!

    黄色のロボの中にもパイロットが操縦しているかもしれない。
    それ前提で、ボーデンさんが話を始めた。

    アイランド12