虚構のアイランド


ほぼ毎日2本ずつ更新します。
下からお読みください。


後日まとめて掲載します。

無断転載はおやめください。

記事一覧

  • その548

    20240312(火)05:56
    最終的に[ノータブル]のパイロット部隊で処理は済ませた。
    時間を無駄にして、地上の人々の精神を蝕ませる結果となった。

    にも関わらず、扇浜が会見で告げた新たな規則で、聞いた者全てが混乱していた。

    アイランド15

  • その547

    20240312(火)05:45
    1時間程の、タイムロスだった。
    扇浜の会見が開かれる前の出現なので、[サウス・エリア]まで跨がれば[サウザンズ]のパイロット部隊が応援に来るのも可能であった。
    [ノース・エリア]の上空で滞っていた為、南からの追撃は叶わなかった。

    アイランド15

  • その546

    20240311(月)09:45
    戦闘の未経験者がどうして、ロボのパイロットとして選出されたのか?

    事の始まりは、扇浜の誘いだった。
    コンサート後の交流会でグループの仲間だった三田翔がファンに襲われかけた時。
    [ノース・エリア]で虚像獣が出現した。

    アイランド15

  • その545

    20240311(月)09:38
    輝は1ヶ月前に、[ノータブル]のパイロット部隊としてやってきたばかりである。
    彼が以前在籍していたのは、[5秒前]という男性アイドルグループだった。
    もちろん、異業種への転向どころか、戦の経験も乏しかった。

    アイランド15

  • その544

    20240310(日)06:23
    輝の個室は、彼が自由に使える場所である。
    だが、施錠のセキュリティは厳しめに設定されていた。

    個室の主である輝本人が、内側から開錠ができなくなっている。

    アイランド15

  • その543

    20240310(日)06:20
    専用機で暴れた事実は、[ノータブル]内で拡散された。
    もちろん、扇浜の耳にもこの情報は入ってきた。

    だから[ノータブル]の総指揮官は、輝を閉じ込める決意をした。

    アイランド15

  • その542

    20240309(土)06:42
    それは輝の専用機であった。
    わざわざ彼はこれに乗り、虚像獣の出現地点まで駆けつけた。
    腰につけていたハンドガンを両手に持ち、素早く1体の虚像獣を消滅させた。
    任務に当たっていた【ペンタグラム】のパイロット部隊が、驚いたぐらいだ。

    アイランド15

  • その541

    20240309(土)06:35
    境界線付近の[ノース・エリア]内に滞空していた黄色の人型ロボが、虚像銃にトドメを刺した。

    機体の名前は、【ヴィラー・ルーズ】。
    [ノータブル]で運用されている人型ロボである。

    アイランド15

  • その540

    20240308(金)08:03
    直近の虚像獣の出現地点は、[サウス・エリア]だった。
    すなわち管轄下の基地である[サウザンズ]の人間のみで対処しなければならなかった。

    現実に始末したのは、[サウザンズ]の戦闘機でも、【ペンタグラム】でもなかった。

    アイランド15

  • その539

    20240308(金)07:12
    [ノータブル]の総指揮官である扇浜筋道が会見で堂々と告げたルールがあった。

    『虚像獣の始末は、出現した地点の管轄下にある基地のみで行う事。』
    具体的に言うと、[ノース・エリア]内の虚像獣は[ノータブル]が、[サウス・エリア]内の虚像獣は[サウザンズ]が責任持って処理しなければならないのだ。

    アイランド15