虚構のアイランド


ほぼ毎日2本ずつ更新します。
下からお読みください。


後日まとめて掲載します。

無断転載はおやめください。

記事一覧

  • その588

    20240401(月)14:51
    [ノータブル]でも[サウザンズ]でも共通するのが、『番号の小さい順番にA棟とB棟とを繋ぐゲートに近い』との事。
    名前こそ似つかなくても、基地内部の仕組みは両者ともに変わらなかった。
    ネロの案内を詳しく聞いていれば、道に迷わない。

    アイランド16

  • その587

    20240401(月)14:11
    いそいそとそれに着用して、[ノータブル]の隊員達の中に紛れ込んだ。
    通信機器は耳元に装着してあるもので十分。
    通行証以外の証明は難しいが、そこは意地でも乗り切るしかなかった。

    アイランド16

  • その586

    20240331(日)07:47
    背後に銃を突きつけて先行させる手段を取ると、余計にバレそうになるから。

    偶然、『B-18』付近のロッカールームの中に、通行証の入った[ノータブル]の制服が仕舞われていた。
    誰かの予備だろうか?
    でも、丁度よかった。

    アイランド16

  • その585

    20240331(日)07:43
    ☆☆☆
    B棟からA棟へ向かうには手間はかかったが、時間はかからなかった。
    通行証をなんとかしなければ…と考えていたが、結局『借りる』方向で進めていった。
    案外、B棟の隊員達は多かった。

    アイランド16

  • その584

    20240330(土)07:13
    「貴方が、一ノ宮輝さん、ですね?」
    女性は目をばっちり開いたまま、輝をずっと見つめていた。
    「初めまして。貴方を、ここから連れ出します。」
    女性はキッパリと告げた。

    アイランド15

  • その583

    20240330(土)07:05
    謎はすぐに解かれた。
    向こうから軍帽とベールを、わざわざ取り外してくれたのだ。

    現れたのは、長い茶髪を頭上で丸めて固めた女性だった。

    アイランド15

  • その582

    20240329(金)07:18
    紙切れはパカっと広げられていた。
    それはドア側の壁の左上に位置する監視カメラのレンズを、すっぽりと被せていた。

    この行為は、スパイが監視の目を逃れる為の対策である。
    迎えに来たのは…?

    アイランド15

  • その581

    20240329(金)07:14
    あらゆる可能性を予想しているうちに、個室のドアが閉められた。
    軍帽とベールを被ったままの謎の人間は、胸元のポケットから紙切れを取り出した。
    閉められる直前にその者は紙切れを上に振り飛ばした。

    アイランド15

  • その580

    20240328(木)09:59
    確率が高そうなのは扇浜だろう。
    しかし、扇浜は一応軍人であり、体格も輝よりやや大きい。
    目線を見上げる必要のない相手が、扇浜である筈がなかった。

    だとすれば…総指揮官の使役した兵士だろうか?

    アイランド15

  • その579

    20240328(木)09:55
    外側からしか開かなかった個室が、ようやく開放に至った。
    自動ドア形式で横にスライドしただけではあるが、輝が驚くには十分だった。

    自分を迎えにきたのは、誰なのか?

    アイランド15