9・協議の日
こんな時でも運気は巡ってきてたのかな。
他の敵のロボも、既に滅んでいた。
王子の側近兵達と、アレックスさんのAI達の善戦のおかげだ。
『大丈夫か?』
『…生きた心地がしねぇよ…。』
『ハハハ、そうか。
輸送機がもうすぐ来る。それまで俺も付いとるから、辛抱してくれ。』
【ブラッドガンナー】は【サニー】の隣に立っていた。
勇希兄ちゃんはもちろん、私達もシートにもたれていた。
敵を倒して、生き延びて、ホッとしたんだと思う。
『燈太、約束は守るからな…。』
回収前だと言うのに、勇希兄ちゃんの両目が静かに閉じられた。
☆つづく☆
他の敵のロボも、既に滅んでいた。
王子の側近兵達と、アレックスさんのAI達の善戦のおかげだ。
『大丈夫か?』
『…生きた心地がしねぇよ…。』
『ハハハ、そうか。
輸送機がもうすぐ来る。それまで俺も付いとるから、辛抱してくれ。』
【ブラッドガンナー】は【サニー】の隣に立っていた。
勇希兄ちゃんはもちろん、私達もシートにもたれていた。
敵を倒して、生き延びて、ホッとしたんだと思う。
『燈太、約束は守るからな…。』
回収前だと言うのに、勇希兄ちゃんの両目が静かに閉じられた。
☆つづく☆
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