9・協議の日
「ニコン…だと?」
『まあ知ってるよなぁ?一度潰しにかかろうとした星だったし?あれ?何で滅ばなかったかなぁ?ニコンはよ?』
「もういい!グロス!回線切りやがれ!」「しかし…」
『俺様が原因知ってるとでも?馬鹿げた事だなぁ。火星と土星じゃぁ距離離れてるだろう?俺は博士じゃあ…』
ガラスが大きく割れる音は、クーランが言い終わる前に響いた。
彼が映るモニターのど真ん中にヒビが入り、映像はまともに流れなくなった。
トンケの怒りの拳が、クーランとの通信回線の切断に繋がった。
「グロス!土星圏の星々の侵攻を進めておけ!あと兵も集めろ!地球行くぞ!」
トンケの怒鳴り声にグロスは怯えていた。
唐突な行動に戸惑っていた彼はトンケを冷静にさせようとした。
「兵は集めます!が、時期をもう少し見ましょう。
ニコンであの少年の所在の確認するまでは、ヒッ!」
トンケを抑える対応はできなかった。
グロスは再び、上司の大男に凄まれたからだ。
「俺はHRだ、奴はただの宇宙人だ!機械になれる存在の俺が宇宙人に負けるはずはない!」
「ですがあの少年も成長しております故、能力もますます膨大化している可能性も、否定はできません!」
するとトンケは急ぎ足をやめた。
やっと、自分の忠告を聞き入れてくれたのか、とグロスは思った。
『まあ知ってるよなぁ?一度潰しにかかろうとした星だったし?あれ?何で滅ばなかったかなぁ?ニコンはよ?』
「もういい!グロス!回線切りやがれ!」「しかし…」
『俺様が原因知ってるとでも?馬鹿げた事だなぁ。火星と土星じゃぁ距離離れてるだろう?俺は博士じゃあ…』
ガラスが大きく割れる音は、クーランが言い終わる前に響いた。
彼が映るモニターのど真ん中にヒビが入り、映像はまともに流れなくなった。
トンケの怒りの拳が、クーランとの通信回線の切断に繋がった。
「グロス!土星圏の星々の侵攻を進めておけ!あと兵も集めろ!地球行くぞ!」
トンケの怒鳴り声にグロスは怯えていた。
唐突な行動に戸惑っていた彼はトンケを冷静にさせようとした。
「兵は集めます!が、時期をもう少し見ましょう。
ニコンであの少年の所在の確認するまでは、ヒッ!」
トンケを抑える対応はできなかった。
グロスは再び、上司の大男に凄まれたからだ。
「俺はHRだ、奴はただの宇宙人だ!機械になれる存在の俺が宇宙人に負けるはずはない!」
「ですがあの少年も成長しております故、能力もますます膨大化している可能性も、否定はできません!」
するとトンケは急ぎ足をやめた。
やっと、自分の忠告を聞き入れてくれたのか、とグロスは思った。