8・業火の日
今[ラストコア]本部にいるのは、マルロ戦に参加する一部のスタッフとAIのみだった。
アレックスさんと西条司令は本部に残り、ジェームズさんと武人兄ちゃんは臨時支部に移っていた。
『ここはあえて、追いかけるのはやめよう。』
「え?なんで?」
『しばらくマルロの動きが見たいんだ。』
『もしアイツが攻撃を仕掛けてきたらどうするんだよ?』
『その時は駆けつけよう。憶測だけど、多分俺達にしか眼中にないかもしれないぞ、あの男。』
「そんな人が他の行動を取れるとは思えないよね。」
『同情したくねぇけど。不憫だな、アイツ。』
勇希兄ちゃんは本当に優しい。
アレックスさんと西条司令は本部に残り、ジェームズさんと武人兄ちゃんは臨時支部に移っていた。
『ここはあえて、追いかけるのはやめよう。』
「え?なんで?」
『しばらくマルロの動きが見たいんだ。』
『もしアイツが攻撃を仕掛けてきたらどうするんだよ?』
『その時は駆けつけよう。憶測だけど、多分俺達にしか眼中にないかもしれないぞ、あの男。』
「そんな人が他の行動を取れるとは思えないよね。」
『同情したくねぇけど。不憫だな、アイツ。』
勇希兄ちゃんは本当に優しい。