8・業火の日
『マルロ!』「大丈夫です。もう講じてありますから。」
【パスティーユ・フラワー】は【ホーンフレア5th】の腕を掴んだ。
王子達には回線で漏れる恐れがあったので、[ラストコア]のAI達と共に他の敵の相手を頼んでもらっていた。
だから、これから起こす私達の一手を知らなかった。
『人工物で誤魔化して、俺の心を蝕もうとした。だがもうこれで、俺は怯える必要がない!なぜなら、真下の北極海は俺の味方だからだ!
俺は無敵だ!来るなら…ん?』
【チタン・キュレン】は北極の上空に止まっていた状態だった。
マルロは口上を垂れているうちに、周りの異変に気づいた。
『何だ?全身に熱を感じる…!』
マルロがこぼした一言。
そうだよ。だってちょうどあなたのいる地点の四方から、炎が発射されているから。
キョロキョロ辺りを見渡すマルロだから、炎を識別した時回避行動をとった。
『下だと落ちてくるだろう…上だ!』
【チタン・キュレン】は上昇した。
残念。火炎放射器は4台だけではないわ。
あっさりと【チタン・キュレン】の頭部は焼かれた。
1発目の台の上に滞空している火炎放射器によって。
『ああああああ!?』とうとうマルロが悲鳴をあげた。
頭部を焼いた炎は瞬く間に全身へと燃え移った。
HRは耐熱性抜群のはずだけどなぁ。
【パスティーユ・フラワー】は【ホーンフレア5th】の腕を掴んだ。
王子達には回線で漏れる恐れがあったので、[ラストコア]のAI達と共に他の敵の相手を頼んでもらっていた。
だから、これから起こす私達の一手を知らなかった。
『人工物で誤魔化して、俺の心を蝕もうとした。だがもうこれで、俺は怯える必要がない!なぜなら、真下の北極海は俺の味方だからだ!
俺は無敵だ!来るなら…ん?』
【チタン・キュレン】は北極の上空に止まっていた状態だった。
マルロは口上を垂れているうちに、周りの異変に気づいた。
『何だ?全身に熱を感じる…!』
マルロがこぼした一言。
そうだよ。だってちょうどあなたのいる地点の四方から、炎が発射されているから。
キョロキョロ辺りを見渡すマルロだから、炎を識別した時回避行動をとった。
『下だと落ちてくるだろう…上だ!』
【チタン・キュレン】は上昇した。
残念。火炎放射器は4台だけではないわ。
あっさりと【チタン・キュレン】の頭部は焼かれた。
1発目の台の上に滞空している火炎放射器によって。
『ああああああ!?』とうとうマルロが悲鳴をあげた。
頭部を焼いた炎は瞬く間に全身へと燃え移った。
HRは耐熱性抜群のはずだけどなぁ。