8・業火の日
☆☆☆
私の人生の中で、これ程がむしゃらに相手に挑んだのは初めてかもしれない。
そう思わせる位に、私は【パスティーユ・フラワー】を機敏よく動かしていた。
【チタン・キュレン】の光の弾には、何度ぶつかったか覚えてない。
でも今回は敢えてぶつかった。【フラワー】のバリアを信じて。
『未衣子!エネルギーは4割を切ったぞ!』
『俺が変わろうか!』
「いや大丈夫。まだ3割は残ってるんでしょ?」
あの直線型の放射攻撃を出してから、【フラワー】は技を繰り出さなかった。なぜか。私の考えだった。
無謀な行動に賭ける事。
敵のマルロに私自身を変人扱いさせる事。
魔法のような攻撃に特化した【チタン・キュレン】に、似ている攻撃で対処しても私に勝ち目はない。
私は地球人で[ラストコア]のロボに乗って戦うパイロット。
マルロは生物型からロボに変身できる超人・HR。
身体能力だけでも、マルロが有利なんだ。
彼に勝つには、他の方法でいかないと。
そこで思いついたんだ。
私の秘策は、もうすぐ達成できる。
【チタン・キュレン】との距離を縮めていった。
ついに、ジャンプ一つで体当たりできる距離まで短くなった。
ここまできたら…再びロッドの底で貫通してやろう。
左腕がやられているなら、心臓を庇えるのは右腕だけ。
私の人生の中で、これ程がむしゃらに相手に挑んだのは初めてかもしれない。
そう思わせる位に、私は【パスティーユ・フラワー】を機敏よく動かしていた。
【チタン・キュレン】の光の弾には、何度ぶつかったか覚えてない。
でも今回は敢えてぶつかった。【フラワー】のバリアを信じて。
『未衣子!エネルギーは4割を切ったぞ!』
『俺が変わろうか!』
「いや大丈夫。まだ3割は残ってるんでしょ?」
あの直線型の放射攻撃を出してから、【フラワー】は技を繰り出さなかった。なぜか。私の考えだった。
無謀な行動に賭ける事。
敵のマルロに私自身を変人扱いさせる事。
魔法のような攻撃に特化した【チタン・キュレン】に、似ている攻撃で対処しても私に勝ち目はない。
私は地球人で[ラストコア]のロボに乗って戦うパイロット。
マルロは生物型からロボに変身できる超人・HR。
身体能力だけでも、マルロが有利なんだ。
彼に勝つには、他の方法でいかないと。
そこで思いついたんだ。
私の秘策は、もうすぐ達成できる。
【チタン・キュレン】との距離を縮めていった。
ついに、ジャンプ一つで体当たりできる距離まで短くなった。
ここまできたら…再びロッドの底で貫通してやろう。
左腕がやられているなら、心臓を庇えるのは右腕だけ。