7・告白の日
『まもなく発進準備に移る。心構えはしておけよ。』
「はい!」『いい返事だ。』
アレックスさんに褒められた。
映像の中のマルロは、まっすぐ地上に降下している。
群れもまばらになって、姿がはっきりした。
『固定装置を外すぞ!絶対に奴を倒して、帰って来い!
黒川も観ているぞ!』
武人兄ちゃんが、観てくれている。応援してくれるんだ。
そう思った私は、出撃までの少しの間、そわそわしていた。
『…未衣子?』勇希兄ちゃんがモニター越しに尋ねてきた。
『大丈夫か?今ならまだ…。』
「大丈夫だよ!ごめん、私変なことしていたかなぁ?」
一応、笑って誤魔化した。
『そうか。今から出撃を開始する。固定装置、外すぞ。』
アレックスさんがそう言った後、コックピットの後ろから、空気の抜ける音がした。装置の解除には、いつもプシューと音がするんだ。
『ハッチ開くぞ。まだ、動かないからな。合図を出す。』
輸送機の後部ハッチがゆっくり開かれた。
動作エンジンもかかっている。
計器のパラメータのグラフも上昇しているから。
『カウントする……3、2、1…。』
アレックスさんがカウントダウンを始めた。
既にレバーは握っているけど、握力はさらに強くなっていった。
もうすぐ激戦地へ飛ぶ。
マルロを倒す、それ一直線で行かなきゃ。
「はい!」『いい返事だ。』
アレックスさんに褒められた。
映像の中のマルロは、まっすぐ地上に降下している。
群れもまばらになって、姿がはっきりした。
『固定装置を外すぞ!絶対に奴を倒して、帰って来い!
黒川も観ているぞ!』
武人兄ちゃんが、観てくれている。応援してくれるんだ。
そう思った私は、出撃までの少しの間、そわそわしていた。
『…未衣子?』勇希兄ちゃんがモニター越しに尋ねてきた。
『大丈夫か?今ならまだ…。』
「大丈夫だよ!ごめん、私変なことしていたかなぁ?」
一応、笑って誤魔化した。
『そうか。今から出撃を開始する。固定装置、外すぞ。』
アレックスさんがそう言った後、コックピットの後ろから、空気の抜ける音がした。装置の解除には、いつもプシューと音がするんだ。
『ハッチ開くぞ。まだ、動かないからな。合図を出す。』
輸送機の後部ハッチがゆっくり開かれた。
動作エンジンもかかっている。
計器のパラメータのグラフも上昇しているから。
『カウントする……3、2、1…。』
アレックスさんがカウントダウンを始めた。
既にレバーは握っているけど、握力はさらに強くなっていった。
もうすぐ激戦地へ飛ぶ。
マルロを倒す、それ一直線で行かなきゃ。