7・告白の日
最低限のバリア能力しかない俺は、得意の銃で押し返す方法を考えた。
俺の銃のバリエーションが広くて助かった。巨大ビーム兵器もつくり出せるから。
『ほう…まだ余力が残ってたか。だが所詮はHR。親である俺には逆らえねえよ!』
案の定、同じビームを放ってきた。すぐに俺も発射させた。
クーランが吠えていた割には、俺のビーム兵器は拮抗してくれた。
実際は、威力は保たなかった。
俺はビームに押され、高層ビルを破壊され、愛嬌市外の空港まで飛ばされた。似たような高層ビルが、俺を受け止めたのに。
俺に、力がなくなっていく。
生命の糸が、切れていく感覚を覚えていた。
俺は、幸福を覚えてはいけない存在だったんだ。
11の星を潰している極悪人。クーランに命じられたとしても、罪は消えない。
迎えが来たのだろうか。金髪の女性が俺を…。
まさか、犯罪者の俺が天国なんていけないさ。
俺はそっと目を閉じようとしたのに。
閉じれなかった。
金髪ロングの青い瞳の女性を、俺は既に知っていた。
「エト…ラトル?」『そうよラルク。私はあなたを助けに来たわ。』
「何言ってるんだ。俺は犯罪者だぞ!」
『全て、知ってたわ。既知のつもりであなたに近づいたのよ。』
「何だと…?」『実は私、HRなの。王家では養子の存在なの。』
俺の銃のバリエーションが広くて助かった。巨大ビーム兵器もつくり出せるから。
『ほう…まだ余力が残ってたか。だが所詮はHR。親である俺には逆らえねえよ!』
案の定、同じビームを放ってきた。すぐに俺も発射させた。
クーランが吠えていた割には、俺のビーム兵器は拮抗してくれた。
実際は、威力は保たなかった。
俺はビームに押され、高層ビルを破壊され、愛嬌市外の空港まで飛ばされた。似たような高層ビルが、俺を受け止めたのに。
俺に、力がなくなっていく。
生命の糸が、切れていく感覚を覚えていた。
俺は、幸福を覚えてはいけない存在だったんだ。
11の星を潰している極悪人。クーランに命じられたとしても、罪は消えない。
迎えが来たのだろうか。金髪の女性が俺を…。
まさか、犯罪者の俺が天国なんていけないさ。
俺はそっと目を閉じようとしたのに。
閉じれなかった。
金髪ロングの青い瞳の女性を、俺は既に知っていた。
「エト…ラトル?」『そうよラルク。私はあなたを助けに来たわ。』
「何言ってるんだ。俺は犯罪者だぞ!」
『全て、知ってたわ。既知のつもりであなたに近づいたのよ。』
「何だと…?」『実は私、HRなの。王家では養子の存在なの。』