6・暴露の日
「申し訳ないんやけど、子供達の試用期間を延ばそうと思うんや。
あと1月足らずで切れるんやけど、代わりに候補がおれへん。
今は続投で行こうか思っとる。」
1人の責任者が不安な表情で手を挙げた。
「学校通っているのでしょう?そちらに専念させた方が…。」
「終わってからでもいいやろ。」
武人は話を続けた。
「軍に頼んでも何もせえへんし、アイツらは信用せん。それにニシアの件でここも特定されとるようなもんや。
とっとと宇宙へ上がってクーランを倒さんと意味がないんや。」
「クーラン…?」
「[宇宙犯罪者]を束ねとる悪人、という認識でかめへん。追々わかってくる。」
責任者達は武人の言い分で、「クーラン」という人物をなんとなく解釈した。
しかし、白井3兄妹の続投には納得いかなかった。
他に支援や救援がない以上、選択肢はなかったので、認めざるを得なかった。
「あの子らは俺がちゃんと責任持つ。今回のは俺の失態や。生身の奴を仕留めとけば防げた。」
宗太郎が手を挙げた。
「続投だが…再び3か月の縛りになるがいいか?」
「かめへん。ジェームズは探してくれとるけど…見つからんやろ?」
「…ちとハードルが高くてな。」
「決まりや。俺からは以上や。宗太郎、後は頼むわ。」
武人は宗太郎に続きを振った。
「他に意見や質問はないか?」
あと1月足らずで切れるんやけど、代わりに候補がおれへん。
今は続投で行こうか思っとる。」
1人の責任者が不安な表情で手を挙げた。
「学校通っているのでしょう?そちらに専念させた方が…。」
「終わってからでもいいやろ。」
武人は話を続けた。
「軍に頼んでも何もせえへんし、アイツらは信用せん。それにニシアの件でここも特定されとるようなもんや。
とっとと宇宙へ上がってクーランを倒さんと意味がないんや。」
「クーラン…?」
「[宇宙犯罪者]を束ねとる悪人、という認識でかめへん。追々わかってくる。」
責任者達は武人の言い分で、「クーラン」という人物をなんとなく解釈した。
しかし、白井3兄妹の続投には納得いかなかった。
他に支援や救援がない以上、選択肢はなかったので、認めざるを得なかった。
「あの子らは俺がちゃんと責任持つ。今回のは俺の失態や。生身の奴を仕留めとけば防げた。」
宗太郎が手を挙げた。
「続投だが…再び3か月の縛りになるがいいか?」
「かめへん。ジェームズは探してくれとるけど…見つからんやろ?」
「…ちとハードルが高くてな。」
「決まりや。俺からは以上や。宗太郎、後は頼むわ。」
武人は宗太郎に続きを振った。
「他に意見や質問はないか?」