6・暴露の日

『くっ…!』
マルロは悔しがった。
『どうします?』
『原始地球の破壊活動は…。』
『クーランは破壊活動には賛同しておりますが?』
『奴とはだだの契約関係だ!…いいだろう。撤退だ。』
マルロはロッドを上にあげた。
愛嬌湾にいた彼の部下達が、一気に宇宙船へと格納されていく。
マルロも小型輸送機に乗り、HR形態から少年の姿に戻った。

(綺麗な星のまま、残したかったのだがな。
まあ良い。次は本部とラルクを確実に仕留める。
ガキどもは…もう戦場に舞い戻らないだろうな。)

マルロはロッドを突きながら格納庫を後にした。

☆つづく☆
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