6・暴露の日
でも、私はここで言い出してしまった。
「…追いかけよう。あの1点を。」
もちろん、兄達は戸惑った。
『何言ってんだよ!俺達ずっと勝手な行動ばかり起こして…。』
『地図が生きているのもおかしいが…。確かにこの1点を見逃すと大変だろう。方向的に他県の市街地に進出するようだ。』
和希兄ちゃんが冷静に分析していた。
「だったら、他県に被害が及ぶ前に行こうよ!」
『でも避難は終わってるだろ?』
『被害ゼロにするには越した事はないだろう…ぶっちゃけ、武人さんと合流しても通信が復旧できるかは見通しがが立たない。』
『…そうだよな。』
勇希兄ちゃんはうつむいた。
『誘導する手もある。攻撃をかわしながら、最終的に合流コースへと繋げるルートが。』
『そっか!おびき寄せるんだな!』
「まとめて倒せる!」
和希兄ちゃんの奇策に、私と勇希兄ちゃんは乗った。
結局、私達は他県へ向かう1体の敵を追いかけていった。
最悪な事態を招くとは知らずに…。
「…追いかけよう。あの1点を。」
もちろん、兄達は戸惑った。
『何言ってんだよ!俺達ずっと勝手な行動ばかり起こして…。』
『地図が生きているのもおかしいが…。確かにこの1点を見逃すと大変だろう。方向的に他県の市街地に進出するようだ。』
和希兄ちゃんが冷静に分析していた。
「だったら、他県に被害が及ぶ前に行こうよ!」
『でも避難は終わってるだろ?』
『被害ゼロにするには越した事はないだろう…ぶっちゃけ、武人さんと合流しても通信が復旧できるかは見通しがが立たない。』
『…そうだよな。』
勇希兄ちゃんはうつむいた。
『誘導する手もある。攻撃をかわしながら、最終的に合流コースへと繋げるルートが。』
『そっか!おびき寄せるんだな!』
「まとめて倒せる!」
和希兄ちゃんの奇策に、私と勇希兄ちゃんは乗った。
結局、私達は他県へ向かう1体の敵を追いかけていった。
最悪な事態を招くとは知らずに…。