6・暴露の日
☆☆☆
ジェット機に乗って愛嬌湾に向かう途中、私達は何かを捉えていた。
敵を表す、地図上の赤い光の点。
赤い点の多くは、武人兄ちゃんと王子達の周りを囲んでいた。
でも、地図をずっと眺めてると、奇妙な敵の行動も見つけた。
「中心地から、愛嬌湾から離れていく敵が1つ…?」
『未衣子?何か言ったのか?』
勇希兄ちゃんは私の声が聞こえていた。
「…兄ちゃん達、地図をよく見て?」
私は奇妙な敵の動きがあると兄達に教えようとしたが。
『ああ、俺も確認したよ?1つだけ中心地から離れている点がある。』
和希兄ちゃんは既に発見していたようだ。
なら話は早い。
「武人兄ちゃんや操縦士さん達に報告しよう?あの敵を野放しにするのはいけないわ。」
『わかった、俺から…!?』
和希兄ちゃんが言うのをやめた。
同時に、通信時によく聞くノイズが流れてきた。
おかしいと気づいたのは、みんな同じだった。
『何だよ!これ!通信が開かねえ!』
『落ち着け勇希!…ノイズが酷くて反応しない…?』
和希兄ちゃんが勇希兄ちゃんを抑えていたけど、通信障害には驚いた。
「他の回線も探るね!」
『他の回線も…駄目だ、これは…。』
『…愛嬌湾行こうぜ!武人兄ちゃん達いるんだろ!』
味方と合流…安全策を取るならこの案も考慮できるだろう。
ジェット機に乗って愛嬌湾に向かう途中、私達は何かを捉えていた。
敵を表す、地図上の赤い光の点。
赤い点の多くは、武人兄ちゃんと王子達の周りを囲んでいた。
でも、地図をずっと眺めてると、奇妙な敵の行動も見つけた。
「中心地から、愛嬌湾から離れていく敵が1つ…?」
『未衣子?何か言ったのか?』
勇希兄ちゃんは私の声が聞こえていた。
「…兄ちゃん達、地図をよく見て?」
私は奇妙な敵の動きがあると兄達に教えようとしたが。
『ああ、俺も確認したよ?1つだけ中心地から離れている点がある。』
和希兄ちゃんは既に発見していたようだ。
なら話は早い。
「武人兄ちゃんや操縦士さん達に報告しよう?あの敵を野放しにするのはいけないわ。」
『わかった、俺から…!?』
和希兄ちゃんが言うのをやめた。
同時に、通信時によく聞くノイズが流れてきた。
おかしいと気づいたのは、みんな同じだった。
『何だよ!これ!通信が開かねえ!』
『落ち着け勇希!…ノイズが酷くて反応しない…?』
和希兄ちゃんが勇希兄ちゃんを抑えていたけど、通信障害には驚いた。
「他の回線も探るね!」
『他の回線も…駄目だ、これは…。』
『…愛嬌湾行こうぜ!武人兄ちゃん達いるんだろ!』
味方と合流…安全策を取るならこの案も考慮できるだろう。