5・酔狂の日

バスの出発は酔ってる人がいるのにも関わらず、スムーズに行った。
窓が黒塗りなので、外の景色は見えない。
でも行き場所は決まってるから、何も怖くない。
サレンさんの隣で、私達兄妹は固まって座席についていた。
「明日も訓練?」
「もちろんです!」
サレンさんと他愛のない会話をした。
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