5・酔狂の日

「これで…幸せなんだ。」
アレックスはおでこに手を当てた。
彼は時々、自分の最悪な過去を思い出す。
そんな時はいつもベッドで眠りにつくようにしていた。
「研究ができるだけでも、十分…。」
アレックスはゆっくりと目を閉じた。
数時間程の僅かな時間を、彼は休息に充てた。
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