4・暴挙の日
「犯罪者を救うな言うとるけど、お前らが言える義理はないで。
確かにHRやとやってきたもんはデカい犯罪や。
でもな、誰かが手を差し伸べない限り、負の感情しか見出せなくて、結果罪を重ねてしまう。
大きな悲劇を生む前に救えば、心変わりする。
地球人も宇宙人もそれは同じや。」
武人兄ちゃんの話は終わらない。
「お前らが最初に紹介された時を思い出し。俺や宗太郎や局長達に拾われる前の事をや。
HRの犯罪者を悪く言うとるけど、好きで犯罪を犯してるんとちゃう。
生き延びる為に誰かを犠牲にして、泣く泣く罪を重ねてしまったモンが大半や。
後は俺が注意しとく。」
統制制御室にいた誰もが反論せず、ただ俯いていた。
武人兄ちゃんの発言には、よほど応えたんだ…。
兄ちゃんの後に口を開けたのは、西条司令だった。
「この子達、お前の思いやりはよくわかる。我々も協力したい。だが、せめて声をかけてくれ。
希望に添えるかはわからんが、助言はできる。」
確かにHRやとやってきたもんはデカい犯罪や。
でもな、誰かが手を差し伸べない限り、負の感情しか見出せなくて、結果罪を重ねてしまう。
大きな悲劇を生む前に救えば、心変わりする。
地球人も宇宙人もそれは同じや。」
武人兄ちゃんの話は終わらない。
「お前らが最初に紹介された時を思い出し。俺や宗太郎や局長達に拾われる前の事をや。
HRの犯罪者を悪く言うとるけど、好きで犯罪を犯してるんとちゃう。
生き延びる為に誰かを犠牲にして、泣く泣く罪を重ねてしまったモンが大半や。
後は俺が注意しとく。」
統制制御室にいた誰もが反論せず、ただ俯いていた。
武人兄ちゃんの発言には、よほど応えたんだ…。
兄ちゃんの後に口を開けたのは、西条司令だった。
「この子達、お前の思いやりはよくわかる。我々も協力したい。だが、せめて声をかけてくれ。
希望に添えるかはわからんが、助言はできる。」