4・暴挙の日
武人、3兄妹、操縦士のやり取りは通信回線だが、敵に傍受されないプライベート回線を使用した。
【アング・ウォール】1体のみだから、敵は細かい仕掛けは取らないとは見ているが。
(勘は鋭いんや…通信漏れで気づく可能性もある。)
武人はずっとヒスロの相手をしていて、彼の特性を発見した。
操縦士の通信より、【パスティーユ】がヒスロがいる現在の孤島の近海に到達したとの連絡が入った。
武人は小さめの声で、
『合図は後で送る。岩山の近くにおるんやな?』
と操縦士に伝えた。
岩山とは言え、人間がよじ登れるほどの小さな山。
武人は未衣子達が潜む場所として、目印をつけた。
(狙い目はコイツの背中や。それで一気にケリをつける。)
ヒスロとの対決の最中に、武人は岩山とヒスロの動きを見ていた。
岩山の近くに。背中を向けるように。
武人はこの2つのポイントを意識して、戦闘に応じた。
チャンスは巡ってきた。
勇希にタイミングがやってきたと小声で連絡した。
【アング・ウォール】1体のみだから、敵は細かい仕掛けは取らないとは見ているが。
(勘は鋭いんや…通信漏れで気づく可能性もある。)
武人はずっとヒスロの相手をしていて、彼の特性を発見した。
操縦士の通信より、【パスティーユ】がヒスロがいる現在の孤島の近海に到達したとの連絡が入った。
武人は小さめの声で、
『合図は後で送る。岩山の近くにおるんやな?』
と操縦士に伝えた。
岩山とは言え、人間がよじ登れるほどの小さな山。
武人は未衣子達が潜む場所として、目印をつけた。
(狙い目はコイツの背中や。それで一気にケリをつける。)
ヒスロとの対決の最中に、武人は岩山とヒスロの動きを見ていた。
岩山の近くに。背中を向けるように。
武人はこの2つのポイントを意識して、戦闘に応じた。
チャンスは巡ってきた。
勇希にタイミングがやってきたと小声で連絡した。