4・暴挙の日

『ラルク、ラルクはどこだ!数に頼らず我に挑め!』
ヒスロは上半身で暴れるのみならず、1人の強敵を探し求めていた。
武人の耳に十分届いていたが、相手をしないようにした。
できなかった。
ロボの体格差は圧倒的に【アング・ウォール】が大きい。
回避と攻撃、両方でさばくのに必死だった。
未衣子達【パスティーユ】がやって来たのが今だった。
【スカイ】の状態で、剣1本を前に押して突く型でやって来たが。
『待ちや!』
武人が叫んだ。
【パスティーユ・スカイ】はおとなしく止まった。
姿は【ブラッドガンナー】の方へ向いていた。
メインパイロットの和希がたずねた。
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