4・暴挙の日
☆☆☆
エストの襲撃から次のサイレンが鳴り響くまで、わずか数日しか保たなかった。
[ラストコア]内ではスタッフ達が総出で緊急事態に備えていた。
もちろん、武人も輸送シャトルに乗り込み、出撃しようとした。
だが、見当たらない人物達がいた。
和希・勇希・未衣子の白井3兄妹の姿だ。
平日の昼間。中学生と高校生には学校で勉学に励むのが基本だった。
未衣子達が[ラストコア]内にいないのは当然の理由である。
オペレーターの呼出には応じてもらうつもりだが、合流するまでに時間は稼がなければいけない。
「愛嬌市に先行っといて!俺は震源直行で行くわ!」
武人が叫んだ。シャトルに乗り込む直前、武人はある若者達に出会した。
彼らは反対側からシャトルの乗り口にやってきた。
武人に挑んだ男だった…。
「王子か?危ないから部屋に篭っとき!」
「その必要はない!私達も戦に参る!」
「メンタルいけるんか?」
「警報前に必要装備は搭載しましたよ。」
エストの襲撃から次のサイレンが鳴り響くまで、わずか数日しか保たなかった。
[ラストコア]内ではスタッフ達が総出で緊急事態に備えていた。
もちろん、武人も輸送シャトルに乗り込み、出撃しようとした。
だが、見当たらない人物達がいた。
和希・勇希・未衣子の白井3兄妹の姿だ。
平日の昼間。中学生と高校生には学校で勉学に励むのが基本だった。
未衣子達が[ラストコア]内にいないのは当然の理由である。
オペレーターの呼出には応じてもらうつもりだが、合流するまでに時間は稼がなければいけない。
「愛嬌市に先行っといて!俺は震源直行で行くわ!」
武人が叫んだ。シャトルに乗り込む直前、武人はある若者達に出会した。
彼らは反対側からシャトルの乗り口にやってきた。
武人に挑んだ男だった…。
「王子か?危ないから部屋に篭っとき!」
「その必要はない!私達も戦に参る!」
「メンタルいけるんか?」
「警報前に必要装備は搭載しましたよ。」