3・糾弾の日

「ギャーギャー喚く猿なんざ、こっちからごめんだ。」
「手厳しいねぇ…。」
「その代わり、運び屋をうちの部隊から引っ張るんだろう。報酬はあるよな?」
「お猿君の活躍に関わらず、お前さんには一定の報酬はやるよ。」
ククク、と笑うクーラン。
少年は用はないと悟り、部屋を出ていった。
「お前を捕まえるのは絶対だからな…。俺の手でやりたいもんだがな。出番は与えてやらんとな。
競争は基本。勝てぬ者はいらん。」
クーランは暗い部屋の中、唯一の灯りでもあるモニターを眺めていた。
そこには…黒髪ロングの眼鏡をした男性が映っていた…。
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