3・糾弾の日
13年しか生きてない私が言える義理はないけど、この人にはそうしてほしいと願ったから。
「負の感情がコントロールできないなら相談して?解決する方法を一緒に考えよう?」
話をする内に、自然と距離が縮まっていた。
【フラワー】は敵のロボの正面に立っていた。
一番攻撃されやすい所に。
『やめろ未衣子!』
『武人さんはまだですか!』
勇希兄ちゃんは私を止めようとした。
和希兄ちゃんは応援を待っている。
至近距離で敵の前にいるのに、私は怖さが消えた。
敵のロボが仕掛けに来ない。
戦う意欲を失ったのだろう。
【フラワー】の手は握手を求めるように、彼の前に出した。
『いいのか?僕はHRとしても役に立たないんだぞ?』
「そんなの後から考えたらいいよ。今は貴方を救いたい。泣いてる人を倒すなんてできないよ。」
敵のロボ、もう敵じゃない。
彼は私の言葉に感応したのか、【フラワー】と反対の手を出した。
2つのロボの指先は…もうすぐ触れ合う筈、だった。
「負の感情がコントロールできないなら相談して?解決する方法を一緒に考えよう?」
話をする内に、自然と距離が縮まっていた。
【フラワー】は敵のロボの正面に立っていた。
一番攻撃されやすい所に。
『やめろ未衣子!』
『武人さんはまだですか!』
勇希兄ちゃんは私を止めようとした。
和希兄ちゃんは応援を待っている。
至近距離で敵の前にいるのに、私は怖さが消えた。
敵のロボが仕掛けに来ない。
戦う意欲を失ったのだろう。
【フラワー】の手は握手を求めるように、彼の前に出した。
『いいのか?僕はHRとしても役に立たないんだぞ?』
「そんなの後から考えたらいいよ。今は貴方を救いたい。泣いてる人を倒すなんてできないよ。」
敵のロボ、もう敵じゃない。
彼は私の言葉に感応したのか、【フラワー】と反対の手を出した。
2つのロボの指先は…もうすぐ触れ合う筈、だった。