3・糾弾の日

『その前に俺達が相手する!武人さんに任されたんだ!』
和希兄ちゃんが答えた。
【パスティーユ・スカイ】は両手に青く光る剣をクロスした。双剣の上から、敵のロボが見える。
私達は敵に勝負する気満々だった。

しかし、敵のロボは。
『ラルク以外の相手はしない!』私達を吹き飛ばした。
『威力がすげぇ…!』
『【スカイ】では装甲が弱い…勇希!【サニー】にチェンジだ!』
和希兄ちゃんが提案した。
勇希兄ちゃんは了承し、機体から光を発して、【パスティーユ・サニー】にチェンジ。
【パスティーユ】は熱でロボの形を変形させる。
コックピットは球状の特殊ガラスで守られて。
『いくぜ!雄叫び野郎!』
勇希兄ちゃんは突撃する前に叫んだ。
雄叫び。確かに敵は叫ぶと、私達を吹き飛ばす威力を持っている。
それで戦うなんて、凄いなあ。
感心している場合じゃない。彼を倒すのに集中しないと。
【フラワー】じゃないからってサボったらダメだ。
サポートしないと。
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