3・糾弾の日

【パスティーユ・スカイ】は持ち前の速さで近づくのは容易かった。
敵は…武器を持っていない、濃い紫色のロボ。
機体のラインが赤く光る。
攻撃開始、の筈だが。

紫色のロボ【ティア・ルーチン】の周りに渦のような強風が吹いた。
【スカイ】は弾き飛ばされた。
3人とも目を見開いた。
「身体に能力を秘めているのか…?」
「口元拡大できます?牙のような歯が…。」
「口のついたHRか…!」
敵のロボがHRと判断したが、3人とも初めて見たタイプで、詳細は知らなかった。

この映像は音声も入る。
もちろん、敵のHRの叫び声も。
『ラルクは白くない!出てこいラルク!』
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